小松島市議会 > 2022-12-02 >
令和4年12月定例会議(第2日目) 本文
令和4年12月定例会議(第2日目) 名簿

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  1. 小松島市議会 2022-12-02
    令和4年12月定例会議(第2日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2022年12月06日:令和4年12月定例会議(第2日目) 本文 ◎ 議長(米崎賢治議員)ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(米崎賢治議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第83号から議案第103号までについて,一括議題といたします。  これより,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問に入ります。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  1番,南部議員。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)皆様,おはようございます。12月定例会議にて発言の機会をいただきました至誠コマツシマ,南部透でございます。このたびの一般質問では通告どおり3点について順番どおり行わせていただきますので,御答弁のほどよろしくお願いいたします。  まず,私事になりますが,10月13日,私の父,南部巍が亡くなりました。18年前,京都大学にて生体肝移植を行い,私が自ら命を提供した父が,私の体の一部とともにあの世に旅立ちました。父のためにこの徳島に残り,小松島市を元気にさせたいという志を持ち活動してきましたが,父が亡くなり,私としても大きなターニングポイントになっています。今後,自らが何をするべきか,改めてしっかり前を見据え,行動していかないといけないと感じております。皆様,またよろしくお願いいたします。  では,最初の質問でございます。  生涯学習センター市立図書館について。この後,小松島市本港地区及び中心市街地の活性化に向けた基本計画についても質問をさせていただきますが,現在,図書館を含めた本港地区,港周辺の一体型整備が検討されております。その中でも,文化施設として重要な位置づけになるのが,私は図書館だと考えています。令和3年9月の私の一般質問では,図書館をもっと生かせる方法があるのではないかと,活用していない場所や,図書館で行える活動を増やすことで,さらに市民が集う場になる。そのためには,生涯学習センター小松島市立図書館設置条例を改正するべきではないかという話をさせていただきました。  おととしは松下議員が発端となって議員勉強会が開かれ,図書館をテーマに図書館の在り方,活用の場の広げ方,設置条例の改正,また読書条例の制定などについても議論を重ねました。図書館を貸出し本数や利用実績だけではかるのではなく,率先して積極的に活動の場を広げることで親しみが持たれる図書館になり,本を読むだけの利用施設だけではなく,集いの場,活動の場として市民に開かれた図書館になると考えております。  そのためにも改めて,平成4年,図書館が建設されるために制定されました生涯学習センター小松島市立図書館設置条例を変えていくことは考えませんでしょうか。改正でもいいです。現条例を廃止し,新たな図書館条例を設置するのでもよいと思っています。  現在,条例を見てみますと,事業に当たる第2条,図書館の事業内容が書かれておりますが,生涯学習センター小松島市立図書館は,生涯学習の振興に資するため,おおむね次の各号に掲げる事業について実施するものであると,1,2,3と書かれておりますが,そもそも図書館は何のためにあるのかという具体的なものも記載されておりません。生涯学習以外で使用自体も認められていません。  例えば先進地事例では,図書館を飲食できるような場にしていくというところもございます。小松島市ではそのようなこともできません。普遍的なことだけで,詳細もないというのが今の現条例に当たります。  そこで聞かせてください。市民に対して,図書館がどうあるべきか,本港地区一体型整備に向けて改めて見直し,条例を改正し,または新たな図書館条例を制定することは考えていませんでしょうか。お願いします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)南部議員の御質問にお答えいたします。
     本市の図書館設置条例には,施設の名称,所在地や事業に関すること,図書館協議会に関することを定めており,図書館法第3条に規定されている図書館奉仕のために,地域の事情,市民の希望に沿い,学校教育の援助及び家庭教育の向上に資することに留意した上で円滑な運営に努めてございます。また,同設置条例施行規則では運営に係る細かな規則を定めており,さらに図書館運営方針においては,生涯学習センター小松島市立図書館は,市民の生涯学習の拠点として,図書の充実,資料の収集,整備に努め,生涯学習を支援するため,創意ある運営に努めるなどの方針,目標並びに事業概要を定めてございます。  議員からもお話がありましたとおり,市民にどのように活用してほしいか,また,図書に親しんでもらうことを理念とし,この理念を本市図書館の役割や在り方と併せ,新たな図書館条例や読書条例の制定,または既存の設置条例に明記することも可能かというふうには考えております。  なお,本港地区活性化基本計画における図書館の在り方や,図書館を含めたステーションパーク改修計画,さらに,現在調査研究を進めております図書館における指定管理者制度の導入について,これらの方向性が定まった時点で,必要に応じて条例制定や改正の検討をしてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)新たな動きの中,新しい方向性の中,前向きな回答をいただいたのではないのかなと,本当に思います。議会も,図書館条例に関するものに関しては議論をしてきました。協力できるだけの議論をさせていただいたつもりでもございますので,ぜひ共に協力してつくり上げていけるようにできたらなと思いますので,今度こそ,ぜひよろしくお願いいたします。  次に,図書館の話を直接聞く前に,聞きたいことがございまして,それは小松島市の郷土愛を育てる活動についてです。先日も学生議会がありましたが,学生に小松島市は好きですかと聞かせていただくと,好きですと答えていただけます。しかし,どんなところが好きですかと聞かせていただいたら,自然があったりとか,友達や家族がいるからとか,もっと聞いていくと,言葉に詰まっていくような状況が,私の中では見受けられております。何かそういうところを見聞きすると,なかなか悔しいなと思ってしまう部分があるんですが,学生たちが我がまちに誇りと愛情を持っていただける,つまり,郷土愛を醸成する取組をもっと行っていくべきではないかなと思っています。  以前,議員になりたての頃,一般質問で主権者教育の推進について,様々な経験を学生にさせていただきたいという質問をさせていただきました。その取組の先には,例えば18歳で進学・就職で小松島市を離れたとしても,小松島市のために思いを抱き続けていただき,戻ってきていただける,帰郷していただける,また,帰郷されなくてもふるさと納税をしていただける,地元の発展に力を注いでいただけることにつながるのではないかなと思っています。  那賀町では上場されたある企業さんが,地域に築いてこられた歴史を基に,黄金の村ですかね,私財を投じて事業活動をされているなど,郷土愛の重要性を感じさせていただきます。  そこで,まず聞かせていただきたいのは,本市の郷土愛の育成につながる取組について,どんなことをされているのかお聞かせいただければと思います。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長(小野寺 勉君)南部議員の御質問にお答えいたします。  本市の子どもたちへの郷土愛育成につながる取組といたしましては,小学校では市の社会科研究部教育研究所が共同して,小松島市の姿や暮らし,主な産業や歴史などをまとめた小松島のすがたという副読本を作成し,生活科や社会科,理科,総合的な学習の時間などを通じて学習に活用しております。また,地元の史跡や昔話などの調べ学習や,地域の方による昔遊び,田植え,タケノコ掘りなどの体験活動,地元の工場や施設の見学などを行っております。中学校では,コロナ禍で中止しておりますが,地元企業での職業体験や,地元の防災士による防災活動や講演会,他県の学校とのオンライン交流のために,阿波踊りの練習や,特産品を調べる活動などを行っております。  こうした様々な学習活動は,地域の方々の協力によって育まれ,人々との交流を大切にしながら生まれ育った地元の自然や文化,産業など,地域のよさを知ることが郷土愛育成につながっていると考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)聞かせていただく中で,本当に教える,教育をしていかないといけないものがたくさんある中,小松島市のことに対してもやっていただいているというのは重々伝わってくるんですが,やっていただいていると伝わっているかどうかというのも,また別のお話ではないかなというふうにも思っております。私は,子どもたちにぜひ小松島市の歴史をもっと知っていただきたいなと思うんですが,子どもたちに,例えば昔フェリーがあったことすら知らない子どもたちが増えてきていたり,小松島市はどういう歴史で繁栄して今につながっているか,知らない子どもたちも増えてきているように思います。  小松島のすがたの中での冊子を作っていただいているというお話もありましたが,多分数十ページあると思うんですが,歴史に関わるところでいうと,多分6ページぐらいだったのではないかなと思います。私は,郷土愛の土台となるべき小松島市の歴史知識が薄いというのは,すごく悲しいものかなというものを思っております。何を伝えていくと,また,経験していただくと郷土愛につながるのかというのを,本市は真剣に考えていただきたいというふうにも思います。  そこで図書館なんですが,学校教育において,図書館見学は2園6小学校12学級で実施されているという話もお聞きしました。また,ステーションパークやしおかぜ公園の利用というのは2園2校3学級が利用されていると。小松島市で唯一の文化施設にもかかわらず,遠足や校外学習でも全体的に活用されていないと。やはり私はもったいないと思っています。けど,この理由は,私は明白ではないかなと思うんですが,それは,現在,図書館では本を読んでもらうことしか,あまり子どもたちに対して利用するイメージを,行政が持てていないのではないかなと思います。私は,もっとこの図書館を郷土文化の発信拠点にするべきだと思っています。全国の各市町村には,郷土愛の醸成を図るに,郷土文化博物館や資料館などがあり,地域の子どもたちが遠足や野外学習などで資料館を訪れ,知見を深めていく,郷土愛を深めていくというふうに活用されていると思います。  小松島市の歴史は,私は偉大だったと思っています。フェリーもあり,交流の結節点,徳島県の中心都市であったとも思っています。今後,高速道路ができる中,交通の結節点ができようとしています。地域発展のアイデアがそこに眠っているのかもしれません。また,小松島市史を読み解くと,中田町の東八幡神社の看板の文字は幕末の志士が書かれているなど,歴史好きの子どもたちが興味を抱くような内容も町なかにございます。また,古代史においたとしても,阿南市のように,邪馬台国の水銀朱の関わりの施設を重要文化財に指定するような動きも見てとれます。小松島市においても,読み解き方によれば,古代歴史に関わる重要な拠点だったのかもしれません。私は,少なくともそれを期待している部分がございます。子どもたちに伝えていくべきことは,たくさんあるのではないでしょうか。  現在,図書館の2階は発掘調査で出た文化財を展示するスペースとなっています。これは本当にすばらしいことだと思います。もっとここを活用するべきではないでしょうか。私は,この場所を郷土文化資料館として,地域の歴史を伝えていける場所にぜひしていただきたいなと思っております。どんな歴史で小松島が繁栄し,小松島にどんな思いの方が集まってきていたのか。子どもたちに伝えられる施設にしていただきたく思います。  では,聞かせてください。図書館の2階スペースなど,郷土文化を伝える資料館をつくっていただきたい。遠足や野外学習で子どもたちが図書館に訪れ,地域の文化に触れ,郷土愛を醸成する礎になるような資料館をつくっていただくことはできないでしょうか,お願いいたします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  生涯学習センター市立図書館2階には,開館当初より郷土資料展示室を設けてございます。ここでは,先ほど議員のお話もあったとおり,郷土資料の常設展示だけではなく,現在は12月18日まで長国の埋蔵文化財と題して,阿南市,牟岐町との合同企画展を行っております。また,本年8月には,立江町出身の画家故石丸一さん,島あふひさんきょうだいの御遺族から寄贈された絵画の展示も行い,広く活用してございます。  毎年,市内小学校の2年生が生活科の授業の一環として図書館を訪問した際には,郷土資料展示室も案内させていただいております。郷土の歴史について,実際に学習するのは3年生以上の社会科の授業からになりますが,埋蔵文化財など,これまで見たことのない郷土資料に触れることができ,子どもたちに好評を博してございます。  議員御提案の,遠足などでステーションパークに立ち寄った際に小松島市の歴史について学ぶ機会ができることは,子どもたちにそれぞれの記憶に残る経験となりまして,郷土愛の醸成に有効であるというふうに考えております。  今後,展示室の一角に小松島市の歴史年表やそれに関わる郷土資料を集め,分かりやすく展示するコーナーを新設するなど,展示方法をさらに工夫し周知することで,広く活用していただけるよう努めていく所存でございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)歴史年表,いいですね。本当に,私も,もしできたときは勉強させていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。本当に前向きに御答弁いただいたと思いますので,形になるように私自身もしっかり後押し,または見させていただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  続いて,競輪場で計画されているスポーツパークについてです。  小松島競輪について,6月の一般質問でもさせていただきましたが,コロナ禍の中,インターネットによる売上げが好調で,運営体制も整ってきており,投資の部分においても残り26億円の財源について,競輪事業による収益により確保できるなど順調であると,私としても,今後,新型コロナウイルス感染症が収束した先に,競輪全体のオンラインの売上げが変化してしまうかもしれない不安要素はあるとしても,時流に乗った投資などは私としても期待したいという話をさせていただきました。  その中で計画されている,競輪場に今後できる空きスペース,そこにスポーツパークの設置を計画していると思うんですが,この計画予想図なども見させていただきました。かなり広いスペースで,複数のスポーツ施設が常設されるような計画を考えられていると思います。本事業は,市長が目玉事業の1つだとおっしゃっております。であるからこそ,小松島市民にとって誇れる施設にぜひしていただきたく思います。  では,少しずつ聞かせていただきたいんですが,まず,今後のスポーツパーク設置に向けた取組,スケジュールについて聞かせていただきたく思います。              [産業振興部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興部長(茨木昭行君)南部議員の御質問にお答えいたします。  競輪場スポーツパーク構想に関しましては,小松島競輪場施設整備計画改訂版において,令和2年度から令和8年度までを計画期間として,老朽化した施設の再整備と併せて整備する計画としております。競輪場の中に大型スポーツパークを併設するという形態は競輪業界では初の試みとなることから,その内容構成に関しましては,慎重に作業を進めていかなければならないものであると認識いたしているところでございます。  先般,6月定例会議においてスポーツパークイメージパースをお示しさせていただいておりますが,基本的な整備方針といたしましては,従来の競輪場に対するマイナスイメージを払拭するため,市民の皆様が触れ合える機会を創出するとともに,小松島市の新たな顔となるような魅力ある施設でありたい,このように考えております。  なお,計画の具現化に向けた今後のスケジュールでございますが,まずは想定される利用者を対象としたニーズ調査のためのアンケート調査を来年1月中に実施したいと考えており,現在作業を進めているところでございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)競輪場内に設置されるスポーツパークは競輪業界で初の試みということで,これこそ本当に目玉になるものになるのではないかなと思います。アンケート調査も来年の1月中に実施したいということなんですが,アンケートを取り,今後方向性を決めていくというようなことだと思います。  であるとすれば,このアンケートというのはかなり重要なところになるのではないかなと思います。行動指針を考えるに,よく5W1Hと言われますが,Why,What,Who,When,Where,そしてHowと言われますが,アンケートにおきましてもこのWhy,なぜ取るのか,Who,誰に取るのか,How,どのように取るのか,しっかり考えないといけないのではないかなと思っています。  では,聞かせてください。このアンケートを取る方法,どのように考えていますでしょうか。              [産業振興部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えいたします。  今回のスポーツパーク整備に関するニーズ調査のためのアンケート方法でございますが,まずは市内,そして県内に在住しておられる住民ニーズを調査するため,本市広報誌地元新聞紙面等を活用したいと考えております。  また,次に,スポーツパークターゲット層は全国にいることを見据え,SNSを活用することにより広範囲かつ効率的にニーズを吸い上げ,取りこぼしのないように作業を進めてまいりたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)市民だけではなく,多くの方から意見を集めていくということですが,Who,誰から取るのかは決まっているが,それ以外はまだまだこれからというようなところかなと思います。これからということなんですが,やはりアンケートの取り方,意見の集約の仕方は重要になると思います。  例えばですけど,競輪場にできるスポーツパーク,どんな施設が欲しいですかと,普遍的な形で聞かれた場合,やはり最近のはやりやスポーツ人口が多い施設が欲しいという声が上がってくることが多いのかなというふうに思います。あえてこんな施設とは言いませんが,ただ,近隣市町村スポーツパークがあると思います。徳島市さんや鳴門市さんでもあるような施設が,もし小松島市にできてしまった場合,私はできてしまったすぐは大変いいと思うんですが,これから未来においては,大変になることもあるかなというふうな部分を危惧しております。もちろん私自身としては,利用者としては,他市町村と同じような施設ができることは,近くにあって,もうすぐにでも行きたいなというふうには思うんですが,しかし,近隣都市と同じような施設ができてしまった場合,運営管理を監視する議員としての立場として厳しい目を向けていくとすれば,施設規模や維持管理,周辺施設などが日々,利用者さんに比較対照され続けていくことになるということは,あると思います。これはすごく大変なことだと思います。規模が大きいからとか,きれいからとか,周りに飲食店やレジャー施設があるからとかなど,言われ続けるような状況になると思います。  であるならば,県下にあまりないような施設というものを設置するという考え方を,ぜひ検討していただけないかなと思います。アンケートを取るに,Whyの部分ですよね。何のために,何を目指してというビジョンが必要になってくるのかなと思います。  そこで提案させていただきたいのが,オンリーワンの施設整備を本市は目指していかないのでしょうか。全部の施設でなくてもいいと思うんです。一部でいいので,アンケートの取り方においても,小松島市にオンリーワンのスポーツ施設を造るとすれば何が欲しいですかとか,特色あるスポーツ施設を設置するのであればなど,わくわくするような意見が聞けるようなアンケートの取り方を,ぜひ行っていただきたいと思っています。  そこで,聞かせていただきたいと思います。競輪スポーツパークにおいて,小松島市はオンリーワン,特色のある施設整備を行っていくような考え方はありませんでしょうか。              [産業振興部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えいたします。  議員御指摘のアンケート調査をする上において,一定のビジョンが重要であることは,私どもも共通認識とさせていただいているところでございます。特色のある魅力的な施設を整備することで人が集まるようになり,認知度も向上することから,○○といえば小松島として認知されるような施設を造ってまいりたいと考えておりますが,今後,ニーズ調査の結果なども勘案しながら,構想を練り上げていきたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)○○といえば小松島,本当にそう言われるようなものをたくさん,小松島市は多分,本当に今後造っていかないといけないと私自身も思っています。  もしオンリーワンの施設ができるとすれば,私自身,夢がすごく広がります。先ほど,具体的に挙げないほうがいいかなという話もしましたが,もし前向きにしていただけるのであれば,もういっぱい言いたいのがあるんですが,例えば世界大会が開かれるようなクライミング施設であるとか,西日本で東京オリンピックと全く同じ競技施設ができるとか,徳島県で初めてできる施設ができるとか,スポーツパークに全部で2つや3つの施設ができると考えると,あれもできるんじゃないかなとか,これもできるんじゃないかなとか,考えは尽きません。  今挙げさせていただいた,例えばクライミング施設を一事例として出すとすれば,これから建設する競輪場自体の建屋に対しても,側面に設置するのも可能なんじゃないでしょうか。それこそ競輪とスポーツ施設が一体化した整備であり,大々的なスポーツ施設として県下にお示しできるものではないでしょうか。スポーツクライミングのリードやスピードの種目などは,全国で見てもなかなかなく,全国大会が開催できるような施設があったとしたら,県内だけではなく,県外からも練習場を求めて選手が集まるかもしれません。関係人口の創出や,トップ選手の練習場などの提供,様々な活用の可能性が広がるのではないですか。その中からトップ選手がほんまに生まれたとすれば,練習場が聖地になるかもしれません。また,練習場を小松島市に拠点を移していただければ,移住という流れになるかもしれません。一事例ですが,このようなオンリーワン施設を活用することで関係人口が創出され,移住者支援にもつながると。この攻めの動きは,小松島市にとっても重要な動きなのではないかなと思っています。  もちろん,競輪場においても私はオンリーワンの施設だと思っています。先日,競輪場で子どもたちのキックバイクの公式レースが行われました。私はちょっと違う予定で行けなかったんですが,この大会は,オンリーワンの施設で特別なイベントを活動していくという試みの中でも,すごくいい活動だと思っています。プロ選手が活動する施設で練習ができ,大会まで開かれると。プロの施設で先に全国大会などが開かれるようなことができれば,それこそすてきなことだと思います。スポーツパークにキックバイク用の高規格のコースを造るのもよいのかもしれません。そのコースを,競技用ドローンのコースとして併用することもできるのかもしれません。  今挙げさせていただいたのは,アイデアの1つです。オンリーワンの施設という考え方だけではなく,併用するという考え方,トップ選手の練習拠点とするような考え方,様々な手法や考え方があると思います。ぜひ考えていただけないでしょうか。市長の目玉であるからこそ,スポーツパーク整備事業においては,小松島市の未来につながるような計画にぜひしていただきたく思っています。  最後に,そのお考えを聞かせていただきたく思います。よろしくお願いします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)ただいまは,南部議員の小松島に対するすごい熱い思いが伝わってまいりました。私も同じ気持ちでございます。  競輪場スポーツパーク構想は,現在進めております本港地区活性化事業など,本市の新たな拠点となる事業の1つであることから,その内容に関しましても,全国に通用するような高規格の施設であることはもとより,独自性のある施設が望ましいと考えております。先般の学生議会に参加された学生の皆様からも,小松島市にレジャー施設スポーツ施設を整備してほしいという意見を多数いただきまして,今進めているスポーツパーク構想が,若い世代の方のニーズに合致した事業であることを確信いたしました。そして,そのニーズにしっかりと応えていかなければならないと改めて強く決意したところでございます。  今後,早期実現を目指すとともに,本市の新たな拠点として広く市内外に発信し,来訪人口や交流人口,関係人口の増加につなげ,加えて若者たちの夢が広がり,より一層にぎわいのあるまちづくりを推進してまいりますので,今後とも御協力をいただきますようお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)市長の熱きメッセージを聞かせていただきました。ありがとうございます。  学生議会で学生たちが質問した内容を,行政が真摯に受け止められて行動していただいているということが,何か私は物すごくうれしいです。すごく鳥肌が立つような思いです。一人一人の市民の皆様の声を大切にしているという,小松島市の今の動きの表れだと思っておりますので,まずその部分に関してはぜひ前に,いいように進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。  また,スポーツパークにおきましても,やはり誇れる施設にぜひしていただきたく,私自身思っておりまして,どのような形になるかは今後の流れに全て関わってくると思いますが,期待しております。ぜひ市長,よろしくお願いいたします。  最後の質問になります。小松島本港地区及び中心市街地の活性化に向けた基本計画についてです。現在,小松島港からステーションパーク,市立図書館,日峯大神子広域公園,徳島赤十字病院や福祉施設などを含めた全体的な中心市街地の活性化に向けた基本計画が立てられております。この計画,実施予算1,900万円ほどですが,議会からも,私からも,これだけかけることは,先の個別実施計画や実施予算,かなりのものになるのではないかと,本当にこれだけのことをするのかということを問わせていただいたり,質問があったと思います。それだけ小松島市にとって重要な,大きな計画が進んでいると思います。  まず,早速ではありますが,本計画がどのような状況で進んでいるのか,進捗状況も含めお聞かせいただきたく思います。              [産業振興部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えいたします。  本港地区活性化事業につきましては,本港地区を新しい小松島の発信源とすることを目指し,ステーションパークや図書館,みなと交流センターも含めた施設などを有機的につなぐことにより,子育て世代をはじめ,あらゆる世代が集える場,にぎわいある空間を創出することを目的として今年度から取り組んでいるところであります。  現在の取組状況についてでございますが,地域住民や関係機関,専門家,行政等で構成する第1回目のみなとまちづくり計画検討会議を去る10月11日に開催し,本港地区及び中心市街地の活性化に向けた地域の現況と課題の把握,対象地域の将来の方向性などについて議論したところであります。また,10月28日におきましてはワークショップを開催し,公募による市民の方のほか,実際に施設を利用されている方などに御参加いただき,対象地域の基本的な方向性などについて,様々な御意見をいただいたところであります。  今後におきましては,12月下旬頃を目途に第2回みなとまちづくり計画検討会議を開催し,基本構想の素案を取りまとめ,年明け以降,みなと交流センターkocoloや図書館と,たぬき広場の施設改修基本計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)会議が開かれたり,ワークショップが開かれたりと,今,計画を精査している,つくっている段階だというところがよく分かりました。明確になっていない部分がたくさんあるというところだと思いますので,だからこそ,この時期に具体的なことを2つ聞かせていただきたく思っております。  まず1つ目,kocoloの2階ホールについてです。11月24日,現在ホールを活用し音楽活動をされている7団体から市長へ,小松島市kocolo2階ホールの存続を求める陳情書が提出されました。  まず,市長におきましては,予定の時間を超えてもなお,市民の声に耳を傾けていただき,1時間半もの間,真摯にお話をいただいたこと,本当に目のあたりにさせていただきまして,本当にすばらしく思っております。本当にありがとうございます。あの場では,現段階の考え方や状況を踏まえて,ある程度私も聞かせていただきましたが,改めて問わせていただきたく思います。  今回,存続を求めるこの2階ホールにおきましては,近くにあるサウンドハウスホールのセカンドホールとして20年間,市民の皆様に活用されてきました。特に地域のコーラス,音楽サークルなどの活動,発表の場を求める方々にとっては,サウンドハウスホールが本市のメインホールであるからこそ,なかなか週末の予約が取りづらいとか,秋の時期とか取りづらい中,kocoloは本当に活用しやすい舞台でした。また,kocoloの2階ホールは天井も高く,音楽ホールとしての機能性,雰囲気,そしてエレベーターなどもあり,もちろん駐車場なども十分に整っていることから,日頃の練習から発表会まで広く活用されてきたと思います。しかし,今回kocoloの閉鎖に伴い2階ホールも閉鎖され,全く別の施設へと変わるのではないかと危惧をされております。市長をはじめ,行政の皆様には20年もの間,市民の活動の場として活用されてきた2階ホールを閉鎖するのではなく,異種,複数の団体が利用できる形をぜひ取っていただきたいと願っておりますと。また,別施設として検討されているといいますか,大きな計画の中でも位置づけられております子育て支援施設のようなものができるのではないかと考えられるのですが,子どもたちの発表の場や交流の場にも,この2階ホールというのは,イベントホールとしてできるのではないかという考えから,老若男女,市民の皆様がともに活用できる場として維持存続を求めていきますというような陳情書だったと思います。  陳情事項としては,存続させていただきたい。もしできなかったとしたら,本ホールのように天井が高く,市民が気軽に活用できるようなホールをぜひ造っていただきたいというような旨を伝えられたと思います。新しいものを取り入れて,関係人口を創出していこうという考え方は,私は大いに賛同するものではあります。しかし,既存の利用者の思いを切捨てるような,切り捨てて次に動くようなことであったとしたら,私は賛同はできません。  現在,行政として把握しているのが予約状況だと思います。その集まりに何人集まってきたかというところの詳細,第6次総合計画のほうでは,多目的施設を活用しているのは4千数百名というようなデータが載っていたとは思うんですが,実際その利用者数を調べていただきました。実際2階ホール,今回は会議室も合わせますが,使われている方,分かる範囲内で利用者数を聞いていただくと,kocoloが閉鎖されてもなお,定期的に利用されている方が12団体ほどあり,週1回から月1回など,各団体の参加人数5名ほどから30名ほど,ばらばらではございますが,年間延べ利用人数5,700人ほど。また,コロナ禍でなかなか,2年間止まっております大きなイベントですよね。コンサートや展示会,各団体,年数回ほどされているんですが,50名ほどから150名ほど集めるイベント,延べ1,000人ほど,合わせて6,700人ぐらいが活用されているのではないかと,実際調べていただきました。  先日も,アマチュア無線の徳島県支部の方が100人から200人規模で,ハムの集い,総会に当たるんですが,開いていただきました。同日,地場の食材がお安く買えるふれあいフェスティバルも市内で開催されておりまして,その会ではしっかりそのこともPRをしていただき,参加者が行っていただいたとかいう話もお聞きしております。関係人口,またはにぎわいづくりにおいたとしても,活用しやすいホールというのは,人を呼び込める力があるとも思っています。  では,聞かせていただきたく思います。kocoloの2階ホールを老若男女,市民の皆様がともに活用できる場として残していただくような考えはございますでしょうか。お願いいたします。              [産業振興部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えいたします。  みなと交流センターkocoloの2階ホールにつきましては,現在,合唱や楽器演奏などの練習や運動の場として,また不定期な催しの開催など,市内外の方々に幅広く御利用いただいております。しかしながら,みなと交流センターkocoloは建築から20年余りが経過しており,施設の老朽化が進んでおります。また,今年度から進めております小松島市子育て世代応援プロジェクトにおける親子が安心して遊べる空間づくりの中で,本港地区活性化事業をその主要事業の1つとして位置づけ,子育て世代から選ばれるまち小松島市を目指し取り組んでいるところであり,このような方向性の下,本プロジェクトの目的達成に向け,たくさんの親子連れでにぎわうような施設への転換を目指して,施設改修基本計画の策定に取り組むこととしております。  一方で,本港地区においては,本港地区活性化事業で同様に施設の改修を検討している図書館のほか,本市の文化・芸術の拠点施設である既存のサウンドハウスホールなど,貸し館として利用可能なスペースを有する施設もございます。こうした本港地区に集積している魅力的な施設を,地区全体で利用しやすく,地域の活性化につながるまちづくりに貢献できる施設として検討してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)厳しいというようなニュアンスを,私自身受けました。  実は先日,このkocoloの中で開催されております,生でライブで演奏しているクラブのほうに,私も行かせていただきました。毎週20人強の方々が,楽器の生演奏を前に歌うことができるクラブなんですが,実際に私も歌わせていただきました。物すごくいいなと思います。これ,市長は歌を歌われていらっしゃいますから,そのところのよさはすごく分かっていただけるとは思うんですが,実際にこのよさに気づいて,国府町とか藍住町からも来られておりました。違う日には上勝町から,日和佐からも来られているそうです。日和佐の方なんて,そこに来るために地域の旅館に泊まって来てくれると。それは,県下に楽団というものがないらしくて,このような形で歌える場というのがないと。だからこそここに来てくれていると。小松島市が本当に予算をかけることなく,もう関係人口がここで生まれていますし,こういう活動は,やはりその場でつくってきた方がつくり上げてきていただいたものだと,私自身は思っています。こういうものをすごく大切にしていただきたいと思っていますし,この活動をもっと県下に知っていただければ,広がっていくものでもないでしょうか。小松島市行政は,地域の財産に対して,もっと知っていただくべきだと私は思っているんです。  以前,南小松島駅前公園の話を私,一般質問でさせていただきました。のぞみの泉のお話です。利用者数を実際に調べていただき,有名な関西の採水場よりも採水者が訪れているんじゃないかという質問をさせていただきました。同じようにもっとここを知っていただき,手を入れていただくべきだと訴えたと思います。その後,その公園はアドプト事業やネーミングライツの事業,今では社会福祉協議会の居場所づくりの事業で,月に1度屋台のコーヒー店も開かれているそうです。民間の力を行政が後押しすることで,これだけすばらしい地域に,私はなっているんじゃないかなと思っています。新しくチャレンジすることを否定するわけではないんですが,新しい施設になることももちろん重要だと思います。しかし,今まで民間で築かれてきた文化,活用する視点,後押しをする行動をぜひ考えていただきたく思っているんです。もちろん,まだ計画が明確になっていない中,これは質問を詰めていったとしても,この場ではすぐには出ないと思いますので止めさせてはいただきますが,これがスタートだと思っています。これからも変わらず,現利用者の思いを少しでも行政の皆様に訴えさせていただき,市長に訴えさせていただきたいと思います。  少し熱くはなってしまいましたが,御答弁の中で,保健センター,サウンドハウスホールにおいても,活用しやすい場所にしていくというような話をしていただきましたよね。図書館のお話でしたっけ。話していただきましたよね。この話も,私,すごくいい話だと思っています。ちょっと,まず,それも聞かせてください。私は,保健センターの2階にある多目的室,ぜひ開放しませんか。これは陳情に上がっている天井の高いホールであるとか,100名規模のホールの維持ができるスペースという内容にも当てはまるのではないかと思うんですが,公共施設を多種多様な方が利用できる状況に,ぜひしていただきたい。また,偏らない使用ができるような施設にしていく。できるのではないでしょうか。  しかし,この多目的室,先ほど図書館条例の改正の話も出ましたが,同様,小松島市保健センター条例というのがありまして,保健センターに関わることしか活用することができません。今回陳情に手を挙げられた方は65歳以上の方も多く,健康づくりの一環として,生きがいづくりとして活動をされています。保健センターも関わるであろう,小松島市が進めているガバメントピッチ,小松島市はモテシニアの創出と,全国にうたいましたよね。様々な生きがいづくり活動を推進していくはずですよね。高齢者の皆様の後押しとなるのではないですかね。場所を開放し,市民のために行動していただいてもよいのではないでしょうか。ぜひ聞かせてください。保健センターの2階にある多目的室を,条例改正して開放,検討していただけないでしょうか。              [保健福祉部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)南部議員の御質問にお答えいたします。小松島市本港地区の活性化の1つの手段として,本港地区の中心に所在するサウンドハウスホールの複合施設である保健センター多目的室の貸出しについて,御提案をいただきました。  保健センターは本市の健康づくりの拠点として,平成11年の開設以降,御提案の多目的室を中心に,市民の皆様へ健康相談及び健康教育などの保健指導や,乳幼児や成人への健康診査やがん検診など,数多くの事業を提供しており,事前準備等も鑑みますと,多目的室の使用日数は現状かなり多いものとなっております。このような多目的室における保健事業の実施状況や,同一施設内で貸し館であるサウンドハウスホールを運営していることから,保健センター多目的室を広く一般に貸し出すということは,現時点では考えておりません。  しかしながら,今後のみなとまちづくり計画検討会議で審議されている本港地区活性化事業の動きの中で,一層進展が目される少子高齢化社会に向けた保健センターの役割や,サウンドハウスホールの利用状況,さらには保健センター多目的室の貸し館化への市民の方の要望等を考慮し,複合施設である当該施設の運用等について研究,議論を行ってまいりたいと存じますので,御理解賜りますようお願いいたします。 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休いたします。
                   午前10時59分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  南部議員。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)保健センターの意義,活動に関しては,私自身も大変重要なことだと思っています。それはもう大前提で思っており,私自身も健康診断で,メタボだということで呼んでいただいて御指導いただくようなことも実際ありまして,本当に重要性は理解しております。しかし,今の質問の答えの中でありました,前日から準備をしているために予定が埋まっているんですとか,そもそも自分たちの業務効率のために理由を挙げたりするだけでは,私は市民はなかなか納得しないのではないかなと思っています。  正直,今,保健センター,あの場所が特別にあるような場所だと,私ももちろん思っています。もちろんそれは,市民で納得しない方がいらっしゃったとしたら,じゃああの場所が適切なんですかという議論が出てくるかもしれませんし,あれだけ大きな多目的室,必要なんですかと。事前準備があるとしても,一部で準備して,空いているところを活用できないんですかという議論が出てくるかもしれませんし,何でそもそも保健センターだけ,あの多目的室があるんですかという御指摘が出てきてもおかしくないのではないでしょうか。理由を答えるにしても,市民の皆様がどう考えるのか,どう感じるのかというところをぜひ考えていただいて,行政としても,御答弁をぜひいただきたいなと思います。今の話でおきましたら,私自身,単純に納得するだけのものではないかなと思っておりますので,これに関しては次の課題としても,取り組ませていただきたいなと思いますので,よろしくお願いいたします。  時間も時間なんですが,続いてステーションパークやしおかぜ公園など,本計画に係る公園全体のことについて聞かせていただきたいと思います。このエリアをまとめて考えると,大規模公園施設だと言ってもよいと私は思っています。例えばこの維持管理について,草刈りも含めてなんですが,かなり年間予算もかかっていると思うんですが,そこでまず聞かせていただきたいんですが,これらの施設の維持管理について,現状どのような状況なのか,今後においても,どのように維持管理を進めていくのかについて聞かせていただきたく思います。よろしくお願いいたします。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  小松島ステーションパークにつきましては,平成5年に旧国有鉄道小松島線の跡地を活用し,たぬき広場やSL記念広場等が整備され,各種イベントでの利用をはじめ,市内外の方々に親しまれる公園施設として供用しており,令和4年度には隣接する市立図書館等を含む,面積にいたしまして約2.1ヘクタールを都市公園区域として決定したところでございます。  現在,供用開始から30年近くが経過していることに伴いまして,関連施設の老朽化が顕著になってきていることから施設修繕費が増加傾向にありますが,そのほかの光熱水費や管理委託料等も含めますと,年間約1,200万円の維持管理費の支出を要しているところでございます。また,今年度から小松島本港地区及び中心市街地の活性化に向けた基本計画の策定に取り組んでおり,この計画の中では,当該公園施設の改修に向けた検討も行っているところでございますが,施設維持管理費の観点からも検討を進めるとともに,歳入確保の取組といたしまして,当該施設に係るネーミングライツ制度の適用を図ってまいりたいと,このような考えでございますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)2.1ヘクタールの大きな規模の中で,1,200万円程度維持管理にかかっているという話がありました。だからこそ,今後ネーミングライツなど,予算が少ない小松島市ですので,民間の力を借りてしていくというようなお話を聞かせていただきました。もう本当にしていかないといけないと思います。ネーミングライツ,小松島市で言えば南小松島駅前公園もイツモスマイル駅前ひろばになりましたし,その維持管理費用の一部として,その予算が活用されているという話も聞いております。ぜひ広げていただきたく思います。  その民間の費用,民間の力をお借りするという考え方をもっと推進するのであれば,御提案をぜひさせていただきたいのが,Park-PFIをぜひ取り入れていきませんかという提案をさせていただきたく思います。こちらは平成29年の都市公園法改正により新たに設けられたものでございまして,飲食店,売店などの公園利用者の利便の向上に資する公募対象公園施設の設置と,当該施設から生ずる収益を活用して,その周辺の広場等の一般の公園利用者が利用できる特定公園施設の整備・改修などを一体的に行う者を,公募により選定する公募設置管理制度のことなんですが,新しい制度です。学校再編でも検討されているPFIとはちょっと違うんですが,PFIの場合,10年間の設置管理許可期間があると思うんですが,それが20年になるとか,詳細は様々違う部分があるんですが,簡単にお話しさせていただくと,施行されて5年ぐらいの,本当にたっていない制度ではあるんですが,公園の一部を最大20年ほど民間にお貸しして,その貸出費用を維持管理や整備に活用しませんかというようなお話です。ぜひ,私自身は進めていくことを考えていただきたいなというふうに思っています。  大規模公園の維持管理において,予算はもちろんかかります。また今後,もう新しい計画で改修などを行われるのであったとしたら,少しでもアイデアを使い,税収を増やすなどの取組を増やしていくべきだと考えています。今般の計画において,最後に聞かせていただくんですが,Park-PFI,活用は考えられませんでしょうか。お願いいたします。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)南部議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  議員から御案内がございましたPark-PFI制度につきましては,全国的に都市公園の整備は一定程度進みつつある一方,公園施設の老朽化が進行し,その魅力を十分発揮できていない都市公園も散見され,人口減少が進み,地方自治体の財政制約等も深刻化する中で,公園施設を適切に更新し,都市公園の質を向上させることが重要となっております。  このような中,議員からも非常に詳細に御説明がございましたが,平成29年に都市公園法が改正されまして,飲食店や売店等の公園利用者の利便の向上に資する公園施設の設置と,当該施設から生ずる収益を活用して,その周辺の園路や広場等の整備・改修等を一体的に行う者を,公募により選定する公募設置管理制度,いわゆるPark-PFI制度が新たに設けられたところでございます。  これまで公園施設の管理運営に活用されてきた指定管理者制度等に比較し,飲食店等の施設に限定することで,民間事業者のノウハウを生かしやすく,また事業者が設置する施設から得られる収益を公園施設の整備や改修等に還元することを条件に,議員からも御案内がありましたが,設置許可期間や公園施設の建蔽率の規制の緩和等の特例措置が適用される点から見ましても,非常に有益な制度であると認識いたしているところでございます。しかしながら,Park-PFI事業の導入に当たりましては,民間事業者から事業計画が提出されることが前提となりますことから,まずは小松島ステーションパークにおける民間事業者に関心を持っていただくための魅力づくりが必要不可欠であると考えております。  現在策定を進めております小松島本港地区及び中心市街地の活性化に向けた基本計画におきましては,小松島ステーションパークの新たな魅力づくりについても検討しており,当該基本計画を踏まえました公園施設の改修に係る実施設計につきましても今後予定しておりますことから,併せてPark-PFI制度の導入の可否につきましてもしっかりと研究,検討を進めてまいりたいと考えておりますので,今後におきましても御理解と御協力,また御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)私としてはぜひ検討を,考えていただきたいなというふうに思っています。もちろんこのPark-PFI,お話にあったように,民間から手を挙げていただけなければ,どうすることもできないのは事実ではございます。もちろん関心を持っていただくために,魅力を増していくというのも重要だと思います。  しかし,この議会でもありましたように,一体型ということで,例えば図書館のテラスの部分をこういうことをしたらいいんじゃないかというような話も,私,一般質問か議会の中でもさせていただいたと思います。様々な見せ方によって,あそこの魅力が,あの地域の魅力が増していく手法,考え方を発信していくことは十二分にできると思っていますので,民間の方々も興味を示していただける形というのは必ずあると思っています。特に,南のほうであれだけ大規模な,大きな公園というのは多分ないと思いますし,これからいろいろな形で,小松島市も本気になられていくんだろうと思います。様々な手法をこの公園,この全体的なまちづくりに落とし込んでいただいて,本当の意味で小松島再開発事業としていただけるように,私のほうから最後にお願いをさせていただきまして,私からの一般質問を終わらせていただきたいと思います。皆様,御清聴のほどありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午前11時25分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時27分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  14番,出口議員。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)12月定例会議において発言の機会を得ましたので,4点にわたって質問をしたいと思います。どうか真摯な御答弁をお願い申し上げます。  まず1点目の,犯罪被害者等支援条例について質問をいたします。この犯罪被害者等支援条例については,令和3年,去年の12月定例会議において提案,要望をいたしました。もう1年になるんですけども,現在の状況と,これまでの検討についてお答えをいただきたいと思います。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)出口議員の御質問にお答えいたします。  犯罪被害者等支援条例は,住民が故意の犯罪行為により死亡されたり重傷病を負った場合に,犯罪被害者等への支援として,相談体制の整備や支援金の支給等の基本的事項を定め,支援の施策を進めることで,犯罪被害者等の早期回復を図ることなどを目的とするものでございます。  犯罪被害者等に対する支援としては,国による犯罪被害者等給付金制度もございますが,申請してから実際の給付に至るまでにかなりの時間を要するとされております。これに対して,市町村条例による犯罪被害者等支援は,市町村が犯罪被害者等に対して,被害に遭った後,できるだけ速やかに様々な支援の手を差し伸べようとするものでございます。現在の状況につきましては,先進自治体の例を調査研究しているところであり,条例を実際に運用した場合に想定される問題点等について,警察など関係機関と協議を行っているところでございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)この犯罪被害者等支援条例については,市長の御答弁として,「条例制定について検討していきたい。そのためのいろんな課題を精査し,相談支援体制の整備など,時間的な猶予をいただきたい」という大変積極的な御答弁をいただいておったんですけども,そのときに一緒に御提案,御要望した特定避難困難者対策,和田島地区の津波避難施設の建設,また,お悔やみコーナーの設置,これについては大変スピード感を持った御対応をいただいて,敬意を表するものでありますが,この犯罪被害者等支援条例については,制定についての状況が,あんまり1年前と変わっていないという気がいたします。  この犯罪被害者等支援条例については,去年の12月定例会議にも御説明,御提案を申し上げましたように,犯罪の被害者として様々な問題を抱える被害者に対する支援をどうするかという大変重要な,また切実な問題であろうかと思います。そして今,部長がおっしゃられたように,この支援を求める相手先は,国に対しても,県に対してもあるわけでございますが,肝腎なのは一番身近な,本市でありますと市役所,市の行政であります。その辺りを十分考慮して制定を求めるものでありますが,過日11月28日,小松島警察署において令和4年度小松島警察署管内連絡会総会というのが開かれまして,それに市長が会長として御参加をいただいたようでございます。この資料については,松下議員から御提供いただきました。  その資料の中に,犯罪被害者の現状として,二次被害として事件に遭ったことによる精神的ショックや体の不調,医療費の負担や失職・転職等による経済的困窮,捜査や裁判の過程における精神的・時間的負担,周囲の人々の無責任なうわさ話やマスコミの取材・報道によるストレス・不快感などの被害を被るということが,これは警察の資料に書かれております。そして,警察での支援は犯罪発生直後のもので,犯罪被害者にとっては一時的な支援にすぎないと。これは警察がこしらえた資料にそう書いてあるんですから,間違いない話だろうと思いますが,ですからこそ,市町村における行政支援は犯罪被害者等を支える支援体制の基盤となるということで,この条例の必要性を強く書いてございます。今さら繰り返すつもりはございませんが,この犯罪被害者の支援条例を今後どうするか,市長は時間的な猶予をいただきたいということで,検討を現在も続けておるということでございますが,本当に制定に向け,その制定する意思は確かなものかどうか,もう一回お聞きをします。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)お答えをさせていただきます。  犯罪被害者等支援条例につきましては,前段御答弁をさせていただきましたように,現在,運用上の問題点等について関係機関と協議を行っているところでございますが,不正受給防止の観点から,犯罪行為といった用語の定義づけなどの問題点などについて調整をする必要がございます。今後につきましても,引き続き警察や県など関係機関と連携し,条例の制定に向けての準備を進めてまいりたいと考えております。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)条例制定に向けての準備を進めたいという御答弁で,了といたします。なるべく早く,事件はいつ起きるか分からんと。小松島やから,田舎町やからそんなことはないだろうというのは,大きな間違いだろうと思います。どうか一日も早い条例制定に向け,御努力をいただきたいと思います。  2点目の,中学生に対する経済的支援について御質問をいたします。  11月7日,学生議会が開かれまして,その席上,小松島南中学校3年生の生徒さんから質問がございました。高校受験にお金がかかる,兄弟の入学と重なるので遠足に行けない。修学旅行の費用負担が難しい。塾に行きたいけどお金がかかるというような思いを持っておられる生徒さんがたくさんいらっしゃるというようなことの話でございました。子どもさんが,子ども同士の付き合いといいますか,中で,お金の問題で,遠足,修学旅行に行けないというような思いをしているということを感じられるということは,非常に悲しいことだろうと思います。  そこで,中学生に対する経済的援助制度の現状についてお聞きをいたします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)出口議員の御質問にお答えいたします。  中学生に対する援助制度との御質問でございますが,本市では,経済的理由により就学が困難な小・中学生の子どもがいる家庭に対し,学用品費や給食費,修学旅行費などを助成する就学援助費や,特別支援学級に在籍する児童生徒がいる家庭に対して助成する特別支援教育就学奨励費で支援をしてございます。就学援助制度の認定につきましては,小松島市内に住所を有する方,及び市外に住所を有するが,市内の小・中学校に子どもを通学させている保護者で,生活保護を受けられている方に準ずる程度に生活が困窮しており,教育委員会が援助を必要と認定した方を対象としております。  助成項目につきましては,小学生には学用品費が年額1万1,630円,通学用品費が年額2,270円,遠足などの校外活動費が上限1,600円,修学旅行費が上限2万2,690円となっております。中学生では,学用品費が年額2万2,730円,通学用品費が年額2,270円,校外活動費が上限2,310円,修学旅行費が上限6万910円となっております。また,小・中学校に入学する子どもに対して,新入学用品費として,小学生には年額5万1,060円,中学生には年額6万円を援助しております。そのほか,給食費や医療費についても同様に援助をしてございます。  特別支援教育就学奨励費につきましては,市内の小・中学校の特別支援学級に在籍,または通常学級に在籍し,学校教育法施行令第22条の3に定める障がいの程度に該当する児童生徒の保護者に対しまして,給食費や学用品費,修学旅行費等を,保護者の収入に応じて援助額を算出し,支援をしてございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)御説明をいただきましたが,この就学援助制度の普及といいますか,これが十分機能しているのかどうか,その受給者数とか受給割合とかいうものを,ちょっと御説明いただきたいと思います。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  就学援助制度の支給数につきましては,令和3年度では小学校は176人,中学校は115人,令和4年度では,9月現在で小学校は168人,中学校は107人となっております。特別支援教育就学奨励費につきましては,令和3年度では小学校は62人,中学校は21人,令和4年度では,9月現在で小学校は60人,中学校は18人となっております。  各制度の申請につきましては,学校を通じて年度当初に保護者に案内するほか,市の広報やホームページ等に掲載をしてございます。また,各学校でも家庭に対して個別に相談するなど,この制度が全ての該当する方に対しまして機能するよう取り組んでおるところでございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)今の御答弁の最後に,十分活用していただいている状況であると認識しておるという御答弁でございましたけども,その数から言って,例えば就学援助制度の支給者数,小学校は176人,全体の数が1,403人ですので,利用者は12%,中学校は115人,全体が794人ですので,計算しますと14.5%ということで,多い少ないは,これは取り方によるんでしょうけども,私は決して十分に機能しておるとは言えないのではないかと。その原因は,原因といいますか,非常にハードルが高いんじゃないですか。生活保護を受けられておる方に準ずる生活状況の方でなければ受けられないということでございますので,これはほかの市町村でも同じような援助制度があるんでしょうが,本市独自の援助制度を創設する気はないのか。それといいますのが,これは決して誰に教えられたわけでもなく,先日の学生議会で,現実に中学3年生の生徒さんが,そういう話を聞くということが現実でありますので,その辺り考慮をして,本市独自の制度を構築する,そしてそれを有効的に運営するというお考えはありませんか。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長(小野寺 勉君)出口議員の御質問にお答えをいたします。  中学生にとって遠足や修学旅行というのは,中学校生活の中で最高の思い出がつくれる行事でございます。教育委員会といたしましても,家庭の経済的な理由により大切な行事に参加できず,子どもたちの育ちや教育に影響を及ぼしてしまうことがあってはならないと考えております。子どもたちの切実な思いを真摯に受け止め,今後,市の広報やホームページに掲載する以外の有効な周知方法についても,研究をしてまいります。  また,申請手続については窓口でのよりきめ細やかな支援ができるように見直し,さらに家庭相談員と連携し,該当生徒の把握にも努めてまいります。出口議員のおっしゃる新しい制度につきましては,修学旅行費等も含め児童生徒への補助となりますと,財源の確保の課題もございまして,現段階では考えておりません。しかし,先ほども答弁させていただいたように,経済的な理由により参加できない児童生徒がないように,学校,家庭,教育委員会や関係機関が連携をしながら取り組んでまいりたいと考えております。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)新しい制度を,本市独自の制度をつくるつもりはないというはっきりした御答弁だったんですけども,やはり現実に,現場といいますか,現在の中学生の方からそういう声が上がっとるということは十分肝に銘じないかんと。住んでよかった小松島,安全で快適な小松島をつくるためにも,義務教育やからそこまでする必要はないという御意見もありますが,逆に中学校までは義務教育でございますので,同じような教育が受けられる環境というものを,行政がつくる義務があると私は思います。  いろいろと聞きますと,高校生,大学生に対するいろんな援助制度は結構充実しとるように思うんですけども,小学校,中学校に対する援助制度というのが欠けておるんでないかという思いが今でもしておりますので,十分検討していただいて,財源の問題もあるだろうと思うんですけども,制度をつくっていただきたいということを強く要望して,この質問を終わります。  3点目の,高齢者支援の施策についてお聞きをします。  全国的に少子高齢化が叫ばれて,もう大分になるんですけども,本市の高齢化比率の現状についてお聞きしたいと思います。              [保健福祉部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)出口議員の御質問にお答えいたします。  高齢化率は,総人口に占める65歳以上人口の割合のことを指し,総務省統計局が発表した令和4年9月15日現在の日本全体の高齢化率は,29.1%であります。本市の令和4年10月末現在の数値を御紹介いたしますと,総人口3万5,972人に対し,65歳以上人口が1万2,844人ですので,高齢化率は35.70%になり,全国平均を大きく上回っております。また,75歳以上人口は6,715人ですので,後期高齢者の割合は18.67%となります。  参考までに,10年前の平成24年10月末における高齢化率は26.99%,後期高齢者の割合は14.27%でしたので,この10年で急速に高齢化が進んでいるところでございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)本市の高齢化率は35.7%と,全国平均をはるかに上回っておるというようなことでございました。  いわゆる団塊の世代,私は昭和22年生まれでございますので,昭和22年生まれをスタートに5年間ぐらいが,非常にその世代の人口が多い。その世代が75歳を迎えて,これからますます高齢者の比率が高まるだろうと思うんですけども,現在の平均寿命と将来予測についてお伺いいたします。              [保健福祉部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)出口議員の御質問にお答えいたします。  厚生労働省が作成している令和3年簡易生命表によると,令和3年における平均寿命,いわゆる0歳の平均余命は男性81.47歳,女性87.57歳で,国際比較では女性は第1位,男性は第3位とされております。約30年前の平成2年では,男性75.92歳,女性81.90歳でありましたので,この30年で平均寿命は男女ともに5年ほど延びたことになります。  高齢化の将来予測につきましては,国立社会保障・人口問題研究所が平成30年に市町村別の将来人口推計を行い,公表しておりますので,御紹介させていただきます。  団塊の世代が75歳以上となる2025年の本市の推計総人口は3万4,437人,うち65歳以上が1万2,481人で,高齢化率36.24%であるのに対し,そこから15年後,団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年の推計総人口は2万7,191人,うち65歳以上が1万1,463人で,高齢化率は42.16%まで高まるとされております。高齢化率の上昇は生産年齢人口の減少を意味しており,若い世代が高齢者を支えるこれまでの仕組みを維持することは困難となりますので,単に平均寿命を延ばすのではなく,介護予防や保健事業により健康寿命を延ばし,地域の担い手として活躍できる元気な高齢者を増やしていく必要があると考えております。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)将来予測として,2040年の推計総人口が2万7,197人に対し,65歳以上が1万1,463人,42.16%まで高まるとされておるということで,10人のうち4.5人が高齢者ということになるわけでございますが,これは非常に大きな問題だろうと思います。財源的にも働く人が少なくなって,非常に市の予算も税収入の面で逼迫をし,また介護予防,介護の面で非常に大きなお金がかかるということになります。  そんな中で,今,部長の御答弁にもありましたが,高齢化というのは,私はこれはある意味喜ばしいことだろうと思うんです。寿命が延びる。また,少子化というのは,これは何とか防がないかんと思いますが,高齢化率というのは,増えれば増えるほど結構な話だろうと思いますが,ただ,健康で長生きをする必要がある,健康寿命というものを延ばす必要があるんでないかと。そういう認識の下で,本市においてもいろんな介護予防の施策が取られておりますが,そんな中,私は最近体験をしたんですけども,いきいき百歳体操というものがございます。これは非常に,何といいますか,体にいいといいますか,私も体験をしましたけれども,座ったままでも運動ができると。非常に効果的な運動ができる体操なんですけども,これも1つ,介護予防のためには非常に大きな戦略,方法となるんじゃないかと思います。  写真を出してください。(資料をスクリーンに映す)こういう形で,座ったままで体操ができるわけです。  もう一枚。(資料をスクリーンに映す)これもそうです。  ですから,普通の体操とは違いますが,高齢者でも十分対応ができるというものでございますので,これは大いに市民に体験をしていただきたいと思いますが,この状況についてお聞きをします。              [保健福祉部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)出口議員の御質問にお答えいたします。  議員御紹介のとおり,本市では令和元年以降,地域住民が主体的に取り組める介護予防活動として,いきいき百歳体操の普及に取り組んでおります。いきいき百歳体操は,体操DVDを見ながら,自分の筋力,体力に応じた負荷をかけるトレーニングで,定期的に理学療法士による体力測定等を実施し,参加者が体操の成果をチェックできるようにしております。令和元年度末時点では4団体78名の参加登録でしたが,令和2年以降,順調に実施団体が増え,令和4年11月現在では19団体265名が参加しております。  いきいき百歳体操の参加者からは好評をいただいておりますが,実施を検討している方からは,「やってみたいけれど,会場が確保できない」や,「手足に装着するおもりが欲しい」というお声をいただきました。会場の問題につきましては,公民館の利用状況など,直ちに解決が難しい面もございますが,当初は,実施団体の立ち上げには構成員5人以上を要件としていたところ,自宅などで少人数でも実施できるよう,令和4年2月から構成員3人以上に要件を緩和いたしました。また,おもりにつきましては,いきいき百歳体操への参加でポイントをためていただく小松島市いきいきポイント事業の景品に本年度からおもりを追加し,継続して参加された方にはおもりを進呈できるようにしております。  活動の周知につきましては,保健センター,保険年金課,介護福祉課で連携して取り組んでおります高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施として,いきいき百歳体操のほか,健康相談や健康講座,介護予防教室等の開催日時,会場等をまとめた高齢者通いの場マップを作成し,11月に開催された福祉まつりや健康づくりのつどい等で周知を図っておりますが,さらに多くの団体に参加していただけるよう,様々な媒体の活用,イベント等でのPRに努めてまいりたいと考えております。いきいき百歳体操等の介護予防,健康づくりを推進し,元気な高齢者を増やしていくとともに,フレイルサポーターや認知症サポーター等の支え手の養成,緊急通報装置の貸与や,GPS機器導入補助金等による見守り体制の整備促進など,様々な施策を組み合わせて超高齢化社会に対応できるよう取り組んでまいりますので,御理解賜りますようお願いいたします。 ◎ 議長(米崎賢治議員)午後1時10分まで休憩いたします。                午後 0時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時10分  再 開
    ◎ 副議長(四宮祐司議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  出口議員。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)いきいき百歳体操について御答弁いただきました。市もこのいきいき百歳体操,効果を十分認識をされて,いろいろな施策を打っておるというのはよく分かりました。ただ,私が実際にやっておる方の意見を聞きますと,一番大きな問題は会場の問題だろうと。なかなか,普通の体操と違ってそんなに激しい運動はしないんですけども,やっぱりある程度の場所が要るということで,それが一番大きな悩みだという話を聞きました。それに対して,5人以上だったのを3人ですか,構成員3人以上に要件を緩和しましたということで,家庭でもできるように考慮しておるということでございますので,これ,ユーチューブにも載っておりますので,それを見ながら1人でもできるということでございますので,大いに結構だろうと思います。ただ,それともう一つ,私が気になるのは,このおもりが,これはどうしても必需品でございまして,なければ効果は半減するというようなことも聞いておりますので,現在はある程度継続してやった場合に貸与するというようなことでございますが,そんなけちくさいこと言わんと,最初から希望のあるところにはおもりを支給するというふうに,ぜひ考えていただきたいと思います。答弁は結構ですので,このいきいき百歳体操を通じて市民の健康増進が図られるのであれば,お安い御用だろうと思いますので,ぜひ考えていただきたいと要望して,この質問を終わります。  最後に,川南ポンプ場について2点ほど質問したいと思います。  まず,川南ポンプ場,非常に老朽化しておるということでございますが,現状について御説明願います。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)出口議員の御質問にお答えをさせていただきます。  川南雨水ポンプ場につきましては,二級河川神田瀬川と芝生川に囲まれた川南排水区約77ヘクタールの区域の雨水を排除するための施設として,都市下水路事業により昭和47年から昭和55年にかけ,市役所庁舎東側に幹線水路とともに整備した下水道施設であります。現在の揚水能力について申し上げますと,口径400ミリのポンプ設備4基と,口径1,200ミリのポンプ設備2基の機械電気設備を配置しておりまして,毎秒9.53トンの揚水量を備えた雨水ポンプ場として機能しているところであります。  本ポンプ場におけますポンプ,電気設備等の揚水機器のこれまでの主な改築更新等について申し上げますと,平成10年度から平成11年度の2か年におきまして,口径300ミリのポンプを400ミリのポンプに改築更新する機能増強,また,平成29年度には口径1,200ミリのポンプ主原動機の機器等の修繕工事を実施いたしました。それ以降におきましても,定期点検により機器等の劣化や機能低下が確認された設備等の維持修繕を実施しながら,本ポンプ場の有する揚水能力を十分発揮できるよう,しっかり努めているところであります。  しかしながら,本ポンプ場の建屋につきましては昭和56年以前の旧耐震基準で建築されていることから,南海トラフ地震,津波の大規模自然災害に対しまして耐え得る施設の整備が急務となっておりますことは十分認識しているところであります。今後におきましては,近年の激甚化,頻発化する集中豪雨から地域住民の生命と財産を守るために,本ポンプ場が有する雨水排除機能が十分発揮できるよう,定期点検による修繕等を適切に実施していくことはもとより,抜本的な浸水被害の解消に向けた取組の推進にもしっかり努めてまいりたいと,このような考えでございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)特に建屋について,非常に老朽化しておると,耐震基準も満たしていないということで御説明がありました。  思い返せば,このポンプ場ができる前は,私,子どもだったんですけども,非常に南小松島町,堀川町,あの辺り一帯が,ちょっとした雨でなかなか水がはけない,長時間にわたって水がたまっておるような状況が,台風シーズンが来るたびに我々,経験をいたしております。特に最近の天候不良,集中豪雨等もありますので,これ,あそこのポンプが,また建屋が使えんようになったときのことを考えますと,非常に危機感を覚えるんですけども,そこで,この整備計画をお伺いいたしたいと思います。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)出口議員の御質問にお答えをさせていただきます。  川南排水区域における雨水計画につきましては,浸水被害の抜本的な解消を図るため,平成13年度に公共下水道基本計画を策定し,10年確率で発生する時間降雨量72.5ミリに対応できるよう,現在の揚水能力毎秒約9.53トンから約13.49トンに増設する施設の整備を予定しております。  しかしながら,供用開始から約47年が経過していることから,これまでも定期的な修繕等を実施してまいりましたが,老朽資産の増加によって,さらなる維持管理費や改築更新費の増大が予想されるため,令和元年度に各施設の点検・調査,耐震診断を実施し,修繕・改築計画を見通し,施設全体を対象とした,いわゆるストックマネジメント実施方針を策定いたしました。今後の方針につきましては,本ポンプ場建屋について,耐震診断の結果,現建屋の耐震性が低く,現行基準に準じた耐震補強が必要なことなどから,前段申し上げました現行の計画と全体改築更新との経済比較を行った結果,経済性は建て替えの場合が有利となりました。  こうしたことから,現在,ポンプ場建設予定地の選定に加え,既設ポンプ場を稼働したまま建設工事を実施する必要があること,何よりも多額の建設費用を要することから,施策の実施に必要な財政上の措置など,様々な課題に対し効率的かつ効果的な整備方針の検討を進めているところであります。御理解賜りますよう,よろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)多額の費用がかかるというのは理解をいたしますが,安全・安心なまちづくりの観点からも,二度と昔のような状況には戻すべきでない。私も1台,車をお釈迦にしました。水がなかなか引かんと,雨が降りよるときはそうでもないんですけども,水がたまって,雨がやめば,当然車もたくさん通行するわけです。そうなると水がはけんものですから,それが波みたいになって,家屋とか車に侵入してくるというようなことで,もう何年もなりますけども,あのときは多分ポンプが動いていなかったんだろうと思うんですけども,詳しいことは分かりませんが,そういう被害もこれからますます増えてくるんでないかと思いますので,恐れ入りますが,もう少し具体的な詳しい整備時期を教えていただけるのであれば,教えてください。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)出口議員の御質問にお答えをさせていただきます。  川南地区におきましては,市役所や消防署,さらには小学校,高等学校などの市の中心機能を担う公共施設が多数集積し,また,公共交通機関でありますJR牟岐線の南小松島駅のほか,商業施設や金融機関が立地し,その後背地には住居が建ち並ぶ,都市機能が多数集積した地区となっております。こうしたことから,議員から御案内がございましたように,近年の気候変動の影響による雨の降り方の局地化,集中化,激甚化により,下水道施設の能力を超える大雨等が頻発した,いわゆる水災害が全国各地において発生しておりますので,こうした水災害から市民の生命と財産,そして情報機能を守るため,現在の下水道施設の改築更新は喫緊の課題であると,十分認識しているところであります。  下水道施設の改築更新に当たりましては,数年前から新たな建築用地の選定について,排水区域の最下流にあります市役所の敷地や旧教育委員会敷地での検討を進めてまいりましたが,小学校の再編等を契機にその重要度がより高まってきたことなどから,最善な事業化の実現に向け,全庁的な協議をはじめ,法手続等を含めた財政措置,収支計画なども含めたスケジュール作業など,事業具現化などについて積極的に取組を進めてまいりたい,このような考えでございますので,今後とも事業に対しましての御理解と御協力,また御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)具体的な時期については,お話をお伺いできなかったことは残念でございますが,必要性については十分御認識をしていただいているということで,なるべく早く計画を立てて解消をしていただきたいと思います。  これで4点にわたる質問を終わるわけですが,ちょっと大変イレギュラーなんですけども,犯罪被害者等支援条例の制定について,市長の御見解をお伺いすることを忘れておりましたので,お伺いしたいと思います。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)出口議員の御質問にお答えしたいと思います。  昨年の12月に出口議員のほうから,犯罪被害者等支援条例を制定してはどうかというふうな御提言をいただきました。それ以降,担当課におきまして法律相談,また担当機関,警察等と協議を重ねておりまして,先ほど部長からも答弁をさせていただきましたように,いろんな課題がたくさんあるので,そこを一つ一つどうしていくかというのを,今後まだまだ検討しなければいけない課題が残っております。しかしながら,昨今,本当に誰でもよかったというふうなことで犯罪を犯す人が増えているわけです。本当に殺伐とした事件・事故が増えている中で,いつ何どき小松島市民の方がその犯罪の被害に遭う可能性があるわけでございます。幾ら注意しても,事故というのは防げないというところを認識しているところでございまして,全ての市民の安全を担保するというのは我々の使命でございますので,できるだけ早い機会に制定しなくてはいけないという認識を持っております。したがって,来年度のできるだけ早い,今年中にでも条例を制定してまいりたいと思っております。            (「今年度中?今年と言った」と言う者あり)              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)大変力強い御答弁をいただきましたので,期待を申し上げて,その時期を待ちたいと思います。  以上をもちまして,私の12月定例会議での一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(四宮祐司議員)小休します。                午後 1時29分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時32分  再 開 ◎ 副議長(四宮祐司議員)小休前に引き続き会議を開きます。  中山市長。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)大変失礼いたしました。先ほどの出口議員への条例制定の時期について,来年度中に,早ければ今年中にというふうなことを言ってしまったんですが,来年度中の早い時期に,少なくとも来年中の制定に訂正させていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。 ◎ 副議長(四宮祐司議員)2番,津川議員。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)皆さん,こんにちは。至誠コマツシマの津川孝善でございます。令和4年12月定例会議におきまして一般質問の機会を得ましたので,4点,通告に従いまして質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  まずは,今年の6月定例会議で市民参画のスポーツイベントについてという趣旨の一般質問をし,その際,eスポーツについて少し触れました。改めて簡単に説明しますと,eスポーツはエレクトロニック・スポーツの略で,主にコンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えたものです。実は,11月7日にこの本会議場で開かれた学生議会で,私が担当する小松島高等学校の生徒さんの1人がeスポーツをテーマに質問する予定でしたが,当日欠席することになりました。似たような思いを持っている高校生が身近にいたことをうれしく感じ,改めてこれについて質問をさせていただきます。  6月の私のeスポーツに関する質問は,スポーツイコール体を動かすというこれまでの考え方にとらわれず,コンピューターやインターネットを介し,競技性,競争性を持たせたゲームなどもスポーツとして取り入れてはというものでした。まさしくeスポーツが,今後オリンピックの正式種目になるかもしれない,そのようなニュースもあることからお聞きしたものです。当時の質問に対し,副教育長からは次のような御答弁でした。「こうしたイベントや取組が全てスポーツとして位置づけられるかどうかは今後検証する必要があるが,にぎわいや健康増進,競技志向などの考え方については,今後のスポーツ振興に取り入れていくことが必要であり,従来の手法だけにとらわれることなく,必要なイベント等の企画を通してスポーツの幅を広げ,普及推進したい」ということでした。  学生議会で登壇予定だった高校生は徳島市内在住で,事前の打合せで話を聞いていると,大変リアルで,そしてシビアな意見を持っていたので,ここで御紹介いたします。「小松島の高校に通うものの,友達とどこかへ遊びに行く際に,小松島という選択肢はありません。なぜなら,何があるのかと思ってしまいます。逆に言えば,子どもたちが行きたいと思うような施設を造ることが必要ではないでしょうか」と話していました。続いて,「近年はeスポーツが世界的なトレンドで,その中でもFPSという一人称視点のシューティングゲームが特に有名です。世界的にもeスポーツの大会が行われており,優勝賞金が1,800万ドル,これは約20億円以上だったこともあるほどです。小松島にeスポーツを楽しめる施設を造り,練習や大会を開催できれば,子どもたちの活気があふれるまちになるのではないでしょうか」という意見がありました。  中山市長が県議会議員をされていた頃に遡りますが,県は平成30年5月から県主催のeスポーツ体験交流イベント,eスポーツステージとくしまを毎年開催し,令和元年5月には全国初のeスポーツ知事杯を創設しています。また,とくぎんトモニプラザ,これは県青少年センターの移転時に数多く報道されたので,御存じの方,または実際に会場を見に行かれた方もいるかもしれませんが,今年9月には全国初となる都道府県設置のeスポーツの拠点,デジタルスタジオが徳島駅前のビル内に設置されました。  県がeスポーツ設置をしたのなら,それはもう県に任せておいてというのではなく,設置されて以降の効果や課題を近い場所で研究できる場でもあると思いますので,学生議会に出される予定だった意見も今後のまちづくりの参考にしていただけるよう,eスポーツの研究,導入について御提案したいと思いますが,市の考えをお聞かせください。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)津川議員の御質問にお答えをいたします。  eスポーツに関連をいたしますイベント等につきましては,ゲームになじんでいる世代の人たちには大変人気がありまして,高度なテクニックを持ち,高額な賞金を稼ぐプロプレーヤーの存在は一般プレーヤーを引きつけ,2020年時点で,世界1,070億円,国内67億円の市場規模があるというふうに言われております。集客力があるとともに,なおかつ若い世代が中心のeスポーツは,議員からも提案がございましたが,地域のにぎわいづくりにとっては大変魅力的なものだというふうには認識をいたしております。本市におきましても,昨年12月に小松島青年会議所主催によるeスポーツ関連のイベントが,臨時的ではございますがサウンドハウスホールで開催されまして,大変好評でございました。  しかしながら,今後eスポーツ関連のイベントを本市で定期的に開催をし,高額な賞金や賞品などを提供する場合には,幾つかの課題について整理,検討する必要がございます。  具体的には,賞金,賞品などの財源を大会の参加者からの参加費で賄うのか,また,主催者や他のスポンサーから提供していただくのかといった具体的な実施に当たっての収支でありますとか,その運用面に対する法的整理をはじめとしたスポンサーとの関係など,eスポーツ関連のイベントを定期的に本市で実施するための課題を,現時点ではしっかりと見極め整理をする必要があるというふうに考えておりますので,御理解をいただきたいというふうに思います。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)法律との照らし合わせ,賞金や賞品をもし提供する形になるとすれば,スポンサーの誘致などが必要ということで,まずは研究が大事ということでした。  eスポーツ,最近よく聞くようになりましたが,まだまだ地方ではなじみが少ない競技です。しかし,今は県外ばかりにはなるんですが,私立中学校,高校を中心とし,部活動としてのeスポーツ部の設置が広がりを見せています。また,県内の動きとしても,今年3月には上板町の公立小学校,こちらは高志小学校になりますが,こちらと四国大学が連携し,オンラインでeスポーツの体験授業が開催されたそうです。公立,しかも小学校というのは,私にとってはすごく大変な驚きで,そういう時代になりつつあるのかなというふうにも感じたところです。  少し私の感想を付け加えますと,さきの学生議会に登壇する予定であった生徒さんが通う小松島高等学校では随分前から,私も小松島高等学校出身なんですけど,私が同校に通った30年ほど前にも既にライフル射撃部があり,その中でもビームライフル,これはeスポーツのカテゴリーには入らないと思いますが,まさしく立射競技の中にデジタルが融合された,そういったもので,言わば先駆けであったと言えるのかもしれません。ビームライフルは約50年前に国体の正式種目となったそうで,同校は御承知のとおり,数々の栄誉を収めております。先ほど紹介した高校生の意見の中で,一人称視点のシューティングゲームの話をしましたが,そういった小松島で育まれ,輝いている競技性,また,ストーリー性をとっても,他市町ではあまり触れることのできない小松島のスポーツの目玉になるのかもしれません。ぜひ今後の研究に期待したいと思います。  次に,11月6日に開催された小松島逆風ハーフマラソンについてお聞きいたします。  まず,準備段階では人流に配慮した大会日程や,新型コロナウイルスの感染状況によってはコースの2段階移行があることなど,様々な配慮をされていたと感じます。  さて,大会当日は,私個人的には消防団員としてコースに警備で当たっておりましたので,開会式の模様やレースの雰囲気を直接肌で感じられてはいません。しかし,開会式の頃にはマイク,スピーカーを通した中山市長の声が,私どものいた大林町第1折り返し地点まで風に乗って届き,スタートして以降は,消防車の無線から随時実況中継のようにポイント通過などの交信も行われ,警戒に当たる中ではありますが,また違った臨場感を味わうことができました。何より,当日は天候に恵まれ,走っているランナーさんの表情を見ておりますと,非常に楽しそうに走られていたのが印象的です。12月4日の徳島新聞読者の手紙にも,そのような投稿を市民の方がされており,お手伝いでの参加でしたが,うれしい気持ちになったものです。第2回目とはいえ,リアルな開催は今回が初となりますので,まずは参加人数,エントリー費用,警備体制など開催結果の報告に加え,それに対する課題があればお聞かせいただければと思います。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)津川議員の御質問にお答えいたします。  先月6日に開催した第2回小松島逆風ハーフマラソンにつきましては,まずエントリー人数は,ハーフの部が626人,3キロの部が49人,合計675人のエントリーがございました。それに対しまして,当日の参加者はハーフの部が541人,3キロの部が34人で,合計575人の参加があり,その中で,完走者はハーフの部が519人,3キロの部は34人全員で,合計553人となっております。それぞれのエントリー費用につきましては,ハーフの部が7,000円,3キロの部の中学生以下の学生が500円,一般が1,000円となっております。  また,本部会場やコース沿道,駐車場に運営スタッフを配置し,大会の円滑な運営に必要となる各種案内や誘導,交通安全対策などを行う体制で開催をいたしました。内訳といたしましては,本部会場で参加者の支援業務に当たるスタッフが76人,コース沿道での交通安全対策やランナーのコース誘導などを担当したスタッフが334人,最後に,駐車場で参加者の案内や誘導を担当したスタッフが58人おりまして,総勢468人の体制で開催に臨んだところでございます。さらに,本部会場で飲食ブースやマッサージなどのおもてなしで御協力いただきました関係者の皆様など,大変多くの方々のおかげで開催することができました。  しかし,今回初めてのリアル大会ということで,無事開催することはできましたが,運営面では改善すべき点がございました。1つは,ハーフマラソン開催案内が十分に行き届いていなかったことが挙げられます。コースの特性上,開催には通行規制が必須となるため,地域住民の御理解と御協力が不可欠でございます。自治会や地域の皆様に通行規制等の御案内を行うとともに,広報こまつしまやケーブルテレビなどを通して御案内したところではございますが,大会当日に開催を知らなかったという方もいらっしゃったということで,案内方法等のより一層の工夫が必要であると感じたところでございます。  もう一つにつきましては,参加者目線に立った運営改善が必要であるということでございます。例えば,給水所にはスポーツドリンクのほかにも水が必要であったことや,1キロメートルごとの表示をランナーの目線に合わせた高さで案内することなど,計画段階では問題ないと思われていたことが,ランナーの声を聞くことで改善すべき点として表れてきております。  このように,課題といたしましては大きく分けて,地域の皆様への合意形成をきめ細かく行うこと,参加者目線に立った運用に努めることであったというふうに考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)よく分かりました。  参加者やボランティアの方々のアンケート,また集計などをお願いしている頃だとは思いますが,またそういったものを経験として今後に生かしていただけたらと思いますが,中山市長は本定例会議の所信表明の中で,次回開催に関し前向きに話されていたと思います。もし次回の可能性があるとすれば,先ほどの課題を克服するためにどのような体制で臨むべきか,こちらをお聞かせください。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  今大会を通しまして,参加者の皆様からは,「特徴的なコースで面白い」や,「晴天にも恵まれ,海からの風が気持ちよかった」などの御感想をいただき,多くの方々から次回開催を望む声を伺っております。しかし,継続的に開催するのであれば,今大会で表面化してきた課題を克服することはもとより,持続可能な財政運営や,安定的なボランティア人員の確保など,新たな課題にも取り組む必要がございます。これらの状況を十分把握しまして,実行委員会の皆様と一緒に,大会継続に向けて検討していきたいというふうに考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)予算面や人員,あと,コース等の地元住民などとの協議もありますので,その辺りを実行委員会に慎重に諮ってということは,非常によく理解できます。初めてのリアル開催だったので,前向きな反応も多かった反面,内外から様々な御指摘もあったとは思います。実際,私も警備をしていて,現場でばたばたしたことは多少なりともありましたが,ただ,それは携わった人が経験値として糧に変え,次回うまくやればいいと思っています。来年の開催を望む声を多く耳にしているので,ぜひにという思いで聞かせていただきました。  さて,次に地域部活動についてですが,これまで中学校部活動について,とりわけ部活動指導員や地域学校協働活動支援員の配置について,本会議や委員会で何度か取り上げられております。ほかに,昨年は私の一般質問の中で部活動の地域移行に関わるメリット・デメリットについてお聞かせいただきました。部活動の運営主体を地域に移行しようとする背景には,少子化のために中学校の規模が小さくなり,部活動運営が厳しくなってきたことや,教員の働き方改革の一環として,業務負担を軽減しようとする動きが進んでいる,そういうことになります。  昨年,今後中学校の部活動をどのようにしていくかという質問に対する御答弁は,このような内容です。「学校部活動が長年,生徒同士の連帯感や目標への達成感など,生徒自身の心身の成長を担ってきたことを考慮すると,教育委員会としては今後もその活動意義はあると考えている。しかし,学校部活動として成り立たない現状も鑑み,地域の協力を得て学校生活が最善となるよう取り組んでいくことも大切である。地域,学校と連携し,部活動支援に取り組むとともに,地域移行に関する国の動向や他の地方公共団体の状況を注視しながら,体制整備を整えてまいりたい」とお答えいただきました。  まず,国としては来年度から段階的な地域移行をはじめ,休日については3年間をかけて完全な移行を目指しています。学校に外部の指導者に来てもらうやり方もありますし,生徒が地域の運動施設などに出向いて,外部の指導者から指導を受けるパターンもあります。昨年,私も市内の団体,協会などを通じ,部活動の現状を知っていただき,どのようなことができるのか,今後のための土壌づくりが必要なのではないかとお話をさせていただきました。その後,地域との取組はどのように進んでいるのかお聞かせください。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  本市の中学校部活動は,県教育委員会の指定を受けまして,令和3年度から小松島中学校のソフトテニス部と男子新体操部,本年度からは小松島南中学校のバドミントン部を加えて,地域移行についての実践研究を実施しております。この実践研究におきまして,保護者アンケートにより,指導者の指導の仕方,子ども同士の人間関係,学校との連携,安全確保や事故対応等で心配があるとの回答をいただいております。また,部活動の受皿の確保,人材や活動場所の確保,保険への加入,保護者の費用負担,中学校体育連盟や競技団体主催の大会の在り方,教員の兼職兼業など,様々な課題が見えてきてございます。  議員の御質問にあった市内のスポーツ団体,協会,民間事業者等との協議につきましては,必要性は認識してございますが,十分に進んでいないのが現状となっております。  教育委員会としましては,様々な課題解決に向けて,国の動向や他県の事例,県教育委員会の方針などを踏まえた上で方向性を決めて,地域の方々と協議をしていきたいというふうに考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)ここのところ,部活動の地域移行の在り方に関する意見交換会などの集会が,教職員などを中心に行われています。ほかには,県文化部活動の地域移行推進協議会は,文化部活動の指導を地域団体や民間業者に委ねるための手引づくりを,来年1月に作成案を示すとしております。一方で,今の状況では移行するのは難しいという現場の声が聞かれること,また,国や県の方針がまだ示されていないこともあり,地域団体などとの協議は現在進みにくいのかもしれません。  そんな中,実践研究を含め地域移行が段階的に進みつつあるところ,近年小松島市の中学校で廃止になった部活動もあり,廃止になった部活動の受皿になったとも言える地域団体さんに,1つの課題を話していただきました。それは,運営に係る費用の負担についてです。学校部活動では,ボールやユニフォームなど必要経費に充てるため,PTA会費から体育文化振興費などという名目で,各部に年間数万円の費用が支給されます。また,学校によりますが,四国大会以上の出場が決定すると,別の奨励金が支給されることもあります。学校で残る部活動にはこれまでどおり支給され,地域に頼らざるを得なくなった活動にはないと,今後部活動の地域移行が進んだ際,負担が大きいのではないでしょうか。  ほかにも,例えば学校部活動では,学校体育館や市立体育館を利用するときの照明代,また,グラウンドの照明代も市が負担しますが,受皿のような形となる地域団体が体育館やグラウンド照明を利用するときは,当然有料です。そういった必要経費を賄うためには,地域部活動では,いわゆる部費に当たる費用を高めに設定するほかありません。部費という形の中で,現在保護者が賄っているため,そこに負担を感じてしまうと,子どもがやりたいと思う活動を諦めさせる家庭も出てきかねません。  そこで,現在地域で受皿のようになっている活動,その団体への補助について提案させていただきたいのですが,例えばそういった地域団体に所属する小松島市立中学生掛ける1人当たり幾らというような補助を,何とか考えられないでしょうか。先ほども話しましたが,学校部活動と同様に夜間照明代を負担してもらえるのでも,大変助かるという声も聞いております。市の考えをお聞かせください。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長(小野寺 勉君)津川議員の御質問にお答えをいたします。  生徒及び教職員の減少により,学校部活動の維持が困難になっている中,スポーツ活動に対して熱意ある地域の方々が子どもたちのスポーツクラブを立ち上げていただいていることについては,教育委員会としても認識をしております。そういった地域のスポーツ団体に対しての,運営費用や所属する子どもたちへの参加費用の補助制度の構築については,スポーツ庁が令和5年度の概算要求として地域スポーツクラブ活動体制整備事業を打ち出し,部活動の地域移行と地域スポーツ環境の一体的な整備について推進しております。今後は国や県が示す方針を踏まえ,詳細について研究し,どのような体制整備が本市の部活動を担う地域団体への補助や支援につながるかを検討してまいります。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)御答弁の中でありましたが,ある部活動が両中学校で廃部となり,御存じのとおり有志が集まり,受皿のような形でクラブチームを設立した指導者さんの声です。指導者さんと話をしていると,「うちのクラブは,部活動の受皿が地域でできたいいモデルケースのように言われることもあるけど,現実はそんなに甘くない。人員もお金もかつかつ。子どもの夢や目標を潰さないように必死でやっている」と話していたのが非常に印象的でした。創部当時,ユニフォームの支払いも業者に1年待ってもらったそうです。  もう一つ指導者さんの言葉を引用しますと,「小学校で培ってきた競技,技術を今度高校生になるまでの間,中学校の3年間,空白にするわけにはいかない。市外のクラブチームに行くことができるという声もあるけど,それこそ保護者の費用負担や,送迎できる,できないの問題も出てくるから,やっぱり小松島でやらないといけない」と話していました。まずは目先のものかもしれませんが,運営に係るサポートはスピード感が求められると思います。学校部活動がなくなり,もしその受皿になる地域活動もままならなくなった小松島に,子育て世代は魅力を感じないと思います。先ほどお話しした小松島逆風ハーフマラソンのように,市を挙げた魅力発信や健康づくりに出資する事業も必要ですが,子どもへの現在と未来への投資も必要です。ぜひ御検討よろしくお願いいたします。  最後に,プッシュ型行政についてです。民間のみならず,行政サービスにおいてもプル型とプッシュ型と呼ばれる2つの方法があると言われています。従来型の行政はプル型で,市民が行政側に相談や申請をして初めて行政手続がスタートする仕組みであり,アプローチの起点が市民側にあります。一方プッシュ型は,行政が市民に向け,必要な情報やサービスなどを能動的に提供するものであり,アプローチの起点が行政側にあります。近頃ですと,ニュースなどで災害支援物資の配送時に採用されるプッシュ型支援や,今後,特にマイナンバーでも活用が進むと思われますが,プッシュ型給付金などがよく聞かれたのではないでしょうか。  その中でも,今回は情報伝達における行政手法についてお聞きしたいと思います。  少し例を挙げますが,例えば小松島市も力を入れているツイッターやインスタグラムなどのSNS,動画サイトのユーチューブ,また,より詳細に情報を掲載できるホームページも重要な情報伝達ツールではありますが,これらは利用者側から各サイトに情報をキャッチしに行かなければならず,プッシュ型であるとは言えません。例えば防災行政無線,要するにこれは町なかにある屋外スピーカーから音声情報が流れた際,聞き取りにくいときはホームページで文字情報を見られたり,音声確認ダイヤル,35局の4000番でも放送内容を改めて聞くことができます。ただし,こちらも市民からのアプローチが起点となるプル型であり,さらに,あまりそのサービスが知られていなかったり,情報収集にひと手間かかるものです。
     そういったこともあるため,最近はLINEを利用した情報伝達サービスを行う地方公共団体が増えています。LINEは国内利用者が9,200万人いると言われており,スマートフォンを使わない年齢層を考慮すると,スマートフォン利用者のほとんどにLINEがインストールされている,そのようなアプリとも言われています。  では,LINEの行政サービスがどのようなものか,スクリーンを見て確認していきたいと思います。よろしくお願いします。(資料をスクリーンに映す)  例えばこちらは静岡県浜松市さんの公式LINEとなっております。私,ちょっと今いろいろ確認,勉強も兼ねてのフォローをさせていただいているんですが,例えばこういった形で,新型コロナウイルス感染症が本日600人確認されましたとか,恐らく中には,県の新型コロナ対策パーソナルサポートのLINEをフォローされている方は,こういったLINEが毎日流れてきているんじゃないかと思います。例えばこういった形で,週末には休日の在宅当番医の情報が流れてきたりですとか,あと,(資料をスクリーンに映す)ちょっとこれ,必要のないところはぼかしをかけさせていただいているんですが,こういった,地元が,撮影場所とかになるような観光情報,動画情報なんかも流れるようになっております。(資料をスクリーンに映す)小松島市もユーチューブなんかを利用されていると思うんですけども,こちらのように,新しい番組がユーチューブにアップされましたということで,URLが送られてきて,こちらをタップするとすぐに番組が流れるような,新型コロナウイルス感染症に関しても,観光に関しても,医療,災害に関しても,様々な最新の情報が送られるようになってきております。もちろん,必要のない情報がLINEで鳴って鳴ってすると,非常に煩わしく感じることもあると思いますので,この右下の受信設定というところで,私は新型コロナウイルス感染症の情報だけを受け取りたいとか,観光情報だけを受け取りたいとかというふうな設定もしていただけると,その分の内容だけが流れてくる,こういった形の情報伝達サービスをLINEで行っているところが非常に増えているということです。  さらに,これは情報伝達ツールに付け加えましたプラスアルファの機能ということで,この下のほうにメニューバーが出ているんですが,これは各自治体で好きなように設定されるボタンになるんですけども,例えば,市民の方が台風の後に,自分の近所のカーブミラーが折れてしまっているというのを発見したら,今までであったら市役所に電話したり,近くの役員さんに連絡したり,議員に連絡いただいて,そこからまた役所のほうに協議したりという形でしていたんですが,例えばこの土木スマホ通報システムというのがあるんですが,こちらを指でぱっとタップしていただくと,(資料をスクリーンに映す)こういった感じの専用ページに行きます。舗装・白線とか,側溝,落下物,カーブミラーというような形になるんですけども,カーブミラーが折れていたら,カーブミラーをタップすると。(資料をスクリーンに映す)すると,画面がまたこういうふうに,曇っているのか,破損なのか,角度が悪いのかというような情報が出てくるので,破損という形をタップしていただくと,(資料をスクリーンに映す)先ほどのLINEのほうの画面に戻って,カーブミラーの破損ですねと,これ,全部返答はAIですね。人工知能がチャット機能を使って全部自動で返信しているような形になります。すると,市民の方はその破損場所の写真を撮って,位置を,情報を送って市役所のほうも確認をすぐできるということで,本当にいわゆるデジタル市役所というような形,LINEで情報を発信するプラス,こういったデジタル市役所も可能になってくる。こういうふうなサービスであります。スクリーンの投影はここまでとさせていただきます。  このように,非常に便利な手段であるため,端的に申しますと,小松島市でもまずはLINEを利用した情報伝達,そして近い将来,先ほど見ていただいたオンラインでの行政メニューの活用も希望しますが,いかがでしょうか。御答弁よろしくお願いします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)津川議員の御質問にお答えをいたします。  議員御案内のとおり,スマートフォンなどで利用できるコミュニケーションアプリLINEにつきましては,緊急防災情報やイベント情報等のプッシュ通知,また,暮らしに役立つメニューなど,便利な機能を登載することができるため,全国の自治体において活用が進んでいる状況でございます。LINEはユーザーが多く,市民にとっては日頃使い慣れたアプリで情報を入手できることや,リアルタイムで情報発信できるため,行政にとっても非常に情報伝達力に優れたツールとして導入が進んでいるものと思われます。  こうしたことから,本市におきましても既にLINE公式アカウントの開設を決定し,現在は具体的な運用方法等の検討を進めている,こういった状況でございます。今後,年内に公式アカウントの開設手続を行いまして,来年2月を目途に,まずは第1段階として基本機能を活用した行政情報やイベント情報の周知,また,災害時における避難情報や防災情報などの発信から運用を開始したい,このように考えております。  そして,一定期間運用する中で,登録者数の推移でありますとか市民のニーズを検証しながら段階的に機能を拡充し,提供できるメニューを増やしてまいりたい,このように考えてございます。本市としては,LINEをはじめ様々なツールを利用した効果的な市政情報の発信に努めるとともに,市民の利便性向上のための環境整備に引き続き取り組んでまいりたいと,このように併せて考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)ありがとうございます。すばらしいと思います。県内でも取り入れている自治体は増えてきておりますので,スピード感を持って取組を進めていただけたらと思います。  見本をお示しさせていただいた浜松市は,人口が77万人ほどですが,公式のアカウントフォロワーが何と41万人を超えており,人口の半分以上が市のフォロワーです。スマートフォンやパソコンを使わない年齢層を除いた市民からのフォローを考えると,かなり驚異的な数字と言えます。なかなかこうはいかないとは思いますが,小松島市もまずは情報伝達の部分から始めるとのことで,期待をしたいと思います。  自治体は,これまで新型コロナウイルス感染症の拡大で,人同士の接触を避ける方法をあらゆる状況で模索し,また,デジタル化の流れも相まって,住民が役所に足を運ぶ必要のない行政サービスをデジタルでどう実現していくかが課題となりました。その手段の1つがLINEであり,また,本市においても課題解決や事業推進のためにもDX推進課が設置されたことと思います。  そこで1つ,LINE活用の前段階としても有効に利用できると思いますが,自治体DXを進めるため,LINEスマートシティ推進パートナープログラムが始まっています。このプログラムは,スマートシティを目指す自治体のコミュニティーということで,今年9月時点で全国450以上の自治体が参加しております。参加した自治体は,DX推進のための情報収集や情報共有が可能となり,既に県内では徳島県,徳島市,阿南市,美波町,北島町の5つが加入している前例もあるため参加しやすく,DXの推進のため,本市も加入すべきと感じます。市の考えをお聞きいたします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)津川議員の御質問にお答えをいたします。  議員御案内のLINEスマートシティ推進パートナープログラムにつきましては,LINE株式会社が2020年7月に自治体向けに創設をしたもので,このプログラムに参加した自治体に対しまして,LINEを活用した企画提案や導入サポートを行うほか,参加自治体同士の情報交換の場を設けるなど,LINEによる行政のデジタル化を推進するために無償で提供しているサービスでございます。  本市におきましても,さきの答弁でも申し上げましたとおり,LINE公式アカウントを開設する予定でございますので,開設時期に合わせ参加する方向で現在検討いたしております。今後,さらにデジタル化を進め,利便性の高い行政サービスを目指す上においては,他自治体の活用事例や導入のノウハウなどの情報は非常に有益であるというふうに認識をいたしておりますので,本プログラムの活用を含め,広く情報収集を行いながら,着実にデジタル化を進めてまいりたいというふうに考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)お答えいただきました。  情報発信の手段が,昔は新聞,そして広報誌や議会だより,ホームページ,それに加え,現在は各種SNSや動画配信サービスと,情報の送り手の負担もかなり大きくなってはいると思いますが,しかしその分,発信のスピードや送れる情報量は格段にアップしているため,今後も市民にとって有益で確実な情報提供をお願いしたいと思います。  今回の一般質問は,スポーツ関連が多い内容となりました。振り返りますと,2022年は北京オリンピックやパラリンピックが行われ,本日の深夜といいますか,昨晩といいますか,残念でしたが,サッカーワールドカップの日本代表の躍進,そして,メジャーリーグでは大谷翔平選手が投手として2桁勝利,打者としても2桁本塁打で,野球の神様と言われたベーブ・ルースの偉業を104年ぶりに達成しました。地元では,小松島逆風ハーフマラソンが初めてリアルで開催されるなど,心が元気づけられるスポーツイヤーだったと思っております。  一方で,ロシアの侵攻は止む気配がなく,ウクライナで暮らす人々の生活,そして,遠く日本経済にも暗い影を落としています。今定例会議では,厳しさを増す市民生活を支えるための給付金をはじめ,様々な議案が上程されております。最終日には各議案をしっかり議決できるよう,各委員会での審査を行いたいと思いますが,まずはこれをもって,私の本年の一般質問を終えさせていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(四宮祐司議員)小休いたします。                午後 2時19分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時30分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  12番,吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)令和4年12月定例会議におきまして,発言の機会を得ました志士の会の吉見勝之です。今,日本人の関心は,FIFAワールドカップカタール大会の日本代表の戦いではないでしょうか。特にスペイン戦の三笘の,人類最高と評価されている折り返しに,私は興奮しました。16強に入り,クロアチアにはPKで惜しくも敗れましたが,日本中が応援し,今日は全員寝不足と思います。小松島逆風ハーフマラソンも同じです。スポーツは人を興奮させますね。  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ミラノ・スカラ座などの指揮者,イタリア人リッカルド・ムーティは,日本経済新聞「私の履歴書」で,以下のようなことを書いています。  「おじぎをして挨拶するというのは,敬意の表れであり,西洋では失われてしまった習慣だと思う。日本人にはこの他人を敬う気持ちを失わずにいてほしい。根がなくなってしまったら木は枯れてしまうのと同じように,伝統を重んじることは重要である」と。日本人は基本的に和装であると私は考えているので,2016年2月1日,議会事務局に,本会議に和服で出席してもよいかと尋ねました。答えは,紋付はかまですら議長の許可,議会運営委員会で認められて着用可能となっている事例がありますので,許可が必要と思いますとの回答でした。このときは何も分からず,駄目なんだなと思いました。  最近,和装専門店の人の話を聞くと,本来は和装です。洋服は明治になり決めたことだと知りました。日本古来の和装が衰退しているのを少しでも振興すべく,今回,許可を申し出て認められました。今回,私の和装が少しでも振興に寄与できたら,この上ない幸いです。  プロジェクターの締切りを1日間違っていたため,使用できません。おわびいたします。また,パネルも締切りを1日間違っていて,帰ろうとしたときに議会事務局の2人が引き留めてくれ,どうにか使用できるようになりました。議会事務局の方,どうもありがとうございました。パネルでやります。  さて,世界ではロシアによるウクライナ侵攻で,世界経済全体が減速の影響を受けています。国内では為替相場の変動とコロナ禍で輸入品の高騰が,県内では新型コロナウイルス感染症の陽性が,まだ300人から125人前後確認され,気分的に行動の自由が制限されています。マスクも,室内では言葉を発していなくてもマスクを推奨されているため,着用しないと変な顔で見られる。サッカーW杯観客は,マスクなしで入場しているというのに。  小松島市では,ごみ処理施設が大きい問題になりました。一般廃棄物の広域処理に係る連絡会議を一方的に脱会した徳島市に怒りを覚えます。池渕文教厚生常任委員長が言うように,「現施設の維持管理に毎年多くの予算が使われている。早く次の候補地を選定しなくてはならない」に同感です。ごみ焼却施設整備に毎年約2億円使って,やっと維持している状態だ。市長や関係職員の活躍を期待します。  今回は,私が変だなと考える諸問題を質問いたします。  1番目に,小松島逆風ハーフマラソンについて。2番目に,避難訓練と避難場所の設備について。3番目に,住みよいまちについて。4番目に,DX推進について。理事者各位におかれましては,前向きな心の籠もった御答弁をお願いします。  初めに,小松島逆風ハーフマラソンのコース周辺の周知についてお尋ねします。  ハーフマラソン開催に当たり,地元説明会には地域の自治会長さんなどが参加しており,大会の説明や,地域住民への周知などに対する協力依頼がありました。しかし,自治会に加入していない人もおり,自治会から連絡が届かず,私のところに「制限時間内は出れんでないか」との電話が何本かありました。また,コース沿道のある空き工場の地主から,「県道を走ると思っていた。市道を通るんだったら,きれいに掃除しておくんだったけど」という話もありました。自治会未加入の人や,空き家の所有者などへの周知はどのようにしたのかお尋ねします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  マラソン大会の実施につきましては,コース周辺の地元住民の方々の御理解と大勢の御協力が何よりも不可欠であるというふうに考えております。自治会や町内会などに加入されていない方の状況については把握できておりませんが,市民の皆様に対しましては市のホームページ,マラソン公式サイト,新聞,広報こまつしま,ケーブルテレビの本市行政情報番組ハロー小松島など,様々な広報媒体を通じまして案内をし,御理解と御支援をお願い申し上げてきたところでございます。また,マラソン大会を安全に実施するには交通規制が必要でございましたので,交通規制図と規制時間帯を御案内するチラシを広報こまつしまに折り込み,各世帯に配布するとともに,コース周辺の規制を迂回できない御家庭や事業所につきましては直接説明にお伺いし,お会いできなかった御家庭につきましては,説明の文書を投函させていただいたところでございます。  空き家の所有者ないし管理者は,市外や県外に在住されている場合もあり,その情報について調査をすることはできませんが,参加したランナーの皆様に小松島市を気持ちよく走ってもらいたいと。そのためには所有地を清掃して,きれいにしておくことをいとわないというようなおもてなしの文化や郷土愛,協働の意欲にあふれる皆様がいらっしゃったことには感謝の念にたえません。  次回開催が決定された場合には,市民,関係者の皆さんに対し,きめ細やかに情報をお伝えしてまいりたいというふうに考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  先ほどのお答えで,空き家の市外とか,そういう人はなかなか分からないと言うんですけど,番地があって所有者が分かるのに,何でできないんですか。それで,今僕が言ったのは,あれは市内の,すぐ近くの人のことですよ。税務課へ行って,所有者を見たらすぐ分かるん違いますの。何でその人に言わないんですか。それと,コースのところ,出にくいところは行ったと言うけど,その家は,回り道すれば出れるんですよね。だけど,その回り道の広報も,そんなんも全部,来たって読まんと言うてやっている人のところに,なぜ広報とかほかのもので知らせたと言えるんですか。発信したのと,知らせたのとは違いますよ。どうですか。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  空き家の所有者もしくは管理者につきましては,先ほど議員がおっしゃったように,業務によっては情報を知ることができます。ただし,今回のマラソン大会の業務につきましては,そうした個人情報の観点から直接税務課等に調査をするということはできません。ですので今後は,先ほども申したとおり,地域の方々にどなたの所有であるかとか,そういうことを聞いて,できるだけ周知させていただきたいというふうに思っております。  それから,近隣の方への広報等については,今回については広報こまつしま等に折り込んだということで,それ以外にまだ周知ができていないということについては,十分,今後開催する場合においては改善していかなければいけないことであろうというふうに考えています。今後につきましては,先ほども申したとおり,再度きめ細やかに情報をお伝えできるようにしていきたいというふうに思っておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)空き家の件,周知すると言うけど,その家の前の住宅の人に聞いたら分かるんですよ。それをやっていないじゃないですか。それで,改善すると言うけど,どういうふうに改善するという具体的な方策はないでしょう。例えば僕だったら,自治会に入ってなくても,自治会長が入っていないということを知っているんだから,自治会長に,入っていない人にもちゃんとやってくれますかというふうに,一言言えば済むことじゃないですか。お答えください。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  先ほど申した答弁の内容が,ちょっと漠然とした形で申し訳ございませんでした。  さっき議員がおっしゃったとおり,周辺の自治会長さんであるとか地域の方々に,所有者の方,もしくは自治会に入っていない方というのも聞き取った上で,今後,開催する場合については周知をしていきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)よろしくお願いします。  次に,県道,市道など,マラソンコースの清掃についてお尋ねします。  大会開催を目前に控えた10月29日土曜日,小松島マラソン実行委員会の主催により,JAあいさい緑地及び周辺の一斉清掃が行われました。市の公式フェイスブックには,「ランナーの皆様をお迎えするために,市職員,関係団体,地元の方々,総勢約200名が参加し,マラソンコース周辺の一斉清掃を実施しました。ハーフマラソンを機に,小松島市にまた訪れてみたい,走ってみたいと思っていただけるよう,心を込めて清掃しました」との記事が記載されていました。10月25日火曜日,徳島新聞「広報こまつしま」にて広報されていたのはJAあいさい緑地及び周辺の一斉清掃であり,実際,あいさい緑地周辺から赤石埠頭までの臨港道路や,坂野公民館付近での県道273号大京原今津浦和田津線の沿道,つまりコースの部分的な美化活動を行って終了した。令和4年春先に,県が街路植え込みの剪定を行い,駐車場の閉鎖をしていたため,第1回大会のときと比べて周辺はきれいな状態で,清掃当日に落ちているごみも少なく,清掃作業の量も少ないものでした。市道和田島29号線は和田島土地改良区が,市道和田島47号線,53号線は地元住民有志で,大手海岸の自衛隊敷地内は第24航空隊が清掃活動を行ったと,SNSなどで知りました。その他の市道や県道141号大林那賀川阿南線についてはどうだったのでしょうか,お尋ねします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  小松島市としましては,10月29日,清掃の実施をしておりまして,そのコースについてはJAあいさい緑地周辺から赤石埠頭までの臨港道路,坂野公民館南の交差点までの県道273号大京原今津浦和田津線の沿道清掃を行っております。また,市道和田島29号線の沿道を和田島土地改良区の皆様が草刈り作業したことや,10月中旬には大会参加者駐車場である坂野運動広場の草刈りを実施したこと,同下旬には,やはり大会参加者駐車場であるJAあいさい広場近辺をJAの皆様が清掃したこと,大会直前の11月2日から4日までの3日間で,スタート・ゴール地点となるJAあいさい緑地周辺の臨港道路の植え込みの剪定を県が実施予定だったことなどの報告を受けてございます。ただ,マラソンコース全体については,先ほども申したとおり,市のほうでは十分にできていなかったということがありまして,今後改善をしていかなければならないものというふうに考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきましたとは言えませんね。  改善すると言うけど,どういうふうに改善しますというふうに言わんと,答えにならないんじゃないでしょうか。そして,去年の中止ですか,延期ですか,なったときの清掃の仕方は,大手海岸は,大きいごみはパトロールして,それで拾っていくと言ったのに,今年は拾っていないでしょう。地元の有志が拾ったんでしょう。お答えください。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  マラソン大会については,先ほども申したとおり,各地域の方々の御協力があってできるものだというふうに考えております。市としましても,清掃等についてできるだけ範囲を広げて行いたいというふうに考えておりましたが,今回,いろいろなマラソンのランナーのためのバリケードとか資機材等の設置について気を取られておりまして,なかなか全体までは行き届いていなかったということは,反省すべき点であるというふうに考えております。マラソンについては,全体的なコースの距離も長いということがございますので,清掃等については,今後はできるだけ早い段階で取組を計画すると,そういうようなことが必要であるというふうに考えております。  なお,その上で,地域の方々にはこのマラソン大会の趣旨を十分に酌んでいただいて,可能な限り清掃等の活動について御協力いただければなというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)臨港道路,県道218号線と県道273号線の交差点より北へ,JAあいさい緑地までの道路,通称湾岸道路と僕たちは言っています。大手海岸護岸道路は地元住民有志により,県道141号線については地元公民館長と有志により清掃が行われたと聞いています。地元住民が自発的に清掃活動を行ったことはすばらしいことですが,マラソンコース沿道に雑草が茂り,ペットボトルや空き缶,ティッシュペーパーなどのごみが散乱しているような状態で,果たしてランナーはもう一度走りたい,小松島を訪れたいと,フェイスブックに書いてあるようなことを思ってくれるでしょうか。先ほど,安全確保という視点に気を取られ過ぎたとの答弁がありましたが,小松島マラソン開催準備プロジェクトチームは,リーダー1人と副リーダー8人の9人で構成されております。複数の視点を持ってマラソンイベントに取り組めたと思います。どのような業務割り振りをしたのですか,お尋ねします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  議員が先ほどおっしゃったとおり,小松島マラソン開催準備プロジェクトチームとしましては,教育委員会スポーツ振興室長をリーダーに,小松島市の各部から課長1人ずつを副リーダーとした合計9人で構成してございます。教育委員会で事業の総括を行いまして,各部の業務としましては,都市整備部にマラソンコースへの資機材の手配調整を,産業振興部にサブイベントの運営を,危機管理部に新型コロナウイルス感染症対策を,市民環境部に大会車両の手配調整を,総務部に職員ボランティアの手配調整を,保健福祉部に医師・看護師の対応を,消防本部に緊急時の対応を割り振りしていたところでございます。  本大会につきましては,参加者と地域の交流による観光促進や,ボランティア活動等市民の連携など,地域活性化の活力源の1つとして取り組んできておるものでございまして,先ほど議員からもお話のあったとおり,できるだけ小松島にまた訪れたい,また走りに来たいと思っていただけるように,次回開催が決まりましたら対応していきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)納得できません。総務部にボランティアを集めてもらったと言いますけど,担当者に聞けば,私が集めたと言っています。これは間違いでしょうか。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)今回のマラソン大会について,いろんな議員から御指摘等がありまして,まずもって至らぬ点はおわびしたいと思います。ただ,今回開催するに当たって,第2回ハーフマラソン大会とは言いますけども,実質的に初めての大会でございました。それに対して,いろんな準備を重ねております。  多くの職員はもとより,地元の住民の皆様,企業の皆様,そして消防団,また警察署,多くの人たちの御協力があって,非常に有意義で大変すばらしい大会が開催できたと思っております。ただ,何度も申し上げますように,初めての大会でございますので,まだまだ反省すべき点,私も実際コースを走って,ここも足りなかったなという反省すべき点はたくさん課題として持っております。今後,まだ実行委員会の反省会,その検証も含めて,今回の大会を振り返っての会議ができていないところでございます。庁内におきましても職員に対し,今回の逆風ハーフマラソンの感想について,厳しい意見も含めてアンケート調査も行っているところでございまして,そこも集計して,その結果を踏まえて,もし次開催することができるのであれば,そのこともしっかりと今後の実行委員会の検証会の中で協議をしてまいりたいと思っておりますので,今のところはまだまだ検証中でございますので,その辺のところを御理解いただきたいと思いますので,よろしくお願いします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)市長のお言葉をいただけるとは思いませんでした。  これ,開催が11月6日ですね。今日,12月6日ですね。1か月あれば十分違いますの。僕でもこういうふうに思うんやから,ほかの人は全部思っているけど,言わんだけでしょう。言ったら何か忖度が,何とか。僕,そんなん関係ないから言うんやけどね。  反省すべき点があるというのは,本当にそうと思います。それで,第1回目にやったときに,堤防は私たちが車で走って大きいごみは拾うと言ったから,僕たち,地元ですけどしませんでした。そしたら3日前になってもせんから,これはせんのやなと。ホームページとかフェイスブックにも書いてあったように,また来たいと思ってくれるような道ではないなと。それで,僕らのグループがやりました。ごみ袋が5つあったかな,6つあったかな。カンカンが2缶です。それだけのごみがあの堤防の,井村議員さんのところから自衛隊のところまでに,そんだけ落ちとるんですよ。もちろん井村議員さんのところは落ちていませんよ。ちゃんと拾ってあるからね。だから,去年私たちがしますと言ったのが頭に入っているから,そう思ってやっていないんですよ。何で協議会とか自治会に,すまんけどやってくれへんかと,自発的にやったんだから,頼まれたらみんなやりますよ。自分のところを走ってもらうんやから。違いますか。  最近では,回覧板機能を持つSNSなどで,簡単に情報共有することができるので,プロジェクトチームの連携にもそういうITを活用していただきたいと思います。  冒頭に言いましたように,フェイスブックやランネットなどを見ると,沿道の大漁旗やバンド演奏による歓迎,応援,スタッフやボランティアの対応,楽しめるコース設定,コースの安全管理,会場へのアクセス,感染症対策など,参加したランナーからは大変高い評価をいただけているようです。また来たいと思っていただき,来てがっかりされることのないよう,関係部局を総動員してしっかりと取り組んでいただきたいと思います。市長,お願いします。  次に,開幕式典の来賓の招待についてお尋ねします。  新型コロナウイルス感染症の状況により,来賓の規模を抑え,議長,副議長,所管の文教厚生常任委員長のほか,地元議員を招待されていましたが,私は地元議員の招待は必要なかったのではないかと思います。また,地元議員ということであれば,コースの一部は大林町も入っているので,大林町の地元議員も招待すべきではありませんか。どのような経緯で来賓を決定したのか,お尋ねします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  今回のハーフマラソン開催に当たりましては,先ほど議員がおっしゃったとおり,新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして,とくしまアラートのレベル2・感染警戒・前期,今はちょっと言い方が違いますが,そうした状態が長く続いているという状況がございました。そうしたことから,参加選手はもちろん,実行委員やボランティア,職員スタッフ等,大会関係者にも体調管理チェックシートの提出を義務づけるなどして,厳格な感染症対策を実行いたしております。開幕式典の御来賓についても,規模を抑えて行うこととさせていただきました。ただし,生活道路を利用するコースの特性上,ランナーの安全確保には交通規制をする必要がございましたため,周辺住民の皆様には御迷惑をおかけすることになったことから,広範にまたがる坂野町,和田島町においては自治会長,公民館運営委員への説明会等を実施させていただきました。この際,地元議員各位にも御協力をお願いした経緯がございましたことから,来賓の御案内をさせていただいたものでございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)私が尋ねたのは,大林町の地元議員も招待すべきではありませんか,どのような経緯で来賓を決定したのかということなんです。そういうふうに,交通規制のため,坂野町,和田島町だけを招待したということですか。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えさせていただきます。
     先ほども申したとおり,生活道路のコースの特性上,大部分を占める坂野町,和田島町において,自治会,それから公民館運営委員会等の説明会を実施させていただいております。一部コースがかかっておった大林町については,そうした自治会等の説明についてはさせていただいておりません。そうした経緯もあって,自治会等の説明会に御協力いただきました坂野町,それと和田島町の地元の議員各位に来賓の御案内をさせていただいて,大林町については,今回については来賓の御案内をさせていただいていないというような状況でございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)納得できませんけど,次に進みます。  避難訓練と避難場所の設備についてお尋ねします。小松島市から国道55号線を南下していきますと,坂野町を過ぎて阿南市に入った辺りで,右側に盛土形式の公園があります。(パネルを掲げる)こういう公園です。北には防災ベンチがあって,左側に貯水槽があって,真ん中には多目的広場,避難広場,右側には非常用トイレが6つ,左にはパーゴラ。それで,トイレも男女あって,備蓄倉庫が入り口の右側にある。水飲み場もあって,トイレもあって,駐車場もあるというような,ゆたか野地区防災公園。盛土の上部は,非常時に避難スペースになる多目的広場になっており,上がってみますとベンチが2つありました。このベンチは,災害発生時にはかまどとして使用できる防災対応型ベンチとなって,これはよいなと思いました。  また,阿南市には工地地区命山津波避難施設というのがあります。(パネルを掲げる)これ,工地避難施設,海抜6.2メートル,想定津波が4.2メートル。(パネルを掲げる)それで,ここもマンホール型のトイレが3つあります。(パネルを掲げる)それで,こういうふうに屋根があって,ベンチがあって,この中に何か避難道具を入れているというふうに説明を聞きました。(パネルを掲げる)先ほどのゆたか野地区防災公園の,屋根があって,雨が降っても少々いけるなというふうなところ。小松島市にも希望の丘という盛土形式の津波避難施設がありますが,避難スペースにはこのような施設は何もなく,一面広場となっております。ゆたか野地区防災公園には,太陽光照明が13個あります。マンホールトイレが6個,小松島市の希望の丘は,太陽光照明が2か所,それで,道路の街灯で周りが見えている状態。街灯は,津波のとき消える可能性があるのじゃないかと思いました。避難施設なのだから,ゆたか野や工地の命山のように,トイレ,防災ベンチ,防災倉庫などがあるほうがいいと思いますが,市はどのように考えていますか,お尋ねします。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)吉見議員の御質問にお答えします。  議員御紹介の,阿南市が整備しておりますゆたか野地区防災公園は,一次避難地の機能を有する都市公園でございまして,都市公園法上の近隣公園に分類されるとのことでございます。そして,スロープや階段を上った先の多目的広場は津波想定高より1メートル高くなるよう整備されており,津波発生時には避難場所として近隣の方々が避難するスペースとなっております。  一方,本市の希望の丘につきましては,内閣総理大臣に津波避難対策緊急事業計画を提出して承認を受け,社会資本整備総合交付金を活用した都市防災総合推進事業として整備した盛土形式の津波避難施設でございまして,阿南市の,議員からも御紹介のございました工地地区命山津波避難施設と同じ種別のものとなっております。この希望の丘の収容人員は920人で,各戸からの避難シミュレーションを行いました小松島市津波避難計画では,収容人員の99.8%となる918人を収容するものとなっております。議員から御指摘いただきました防災設備についてでございますが,防災倉庫につきましては,希望の丘のすぐ西側にこの地域の自主防災組織が防災倉庫を設置しております。このため,災害時用簡易トイレ等をその防災倉庫に保管していただき,避難訓練の際には希望の丘に持ち出しして設営を行うなどの訓練も行っていただくこととしております。一方,調理設備や収納として機能するベンチにつきましては,これを避難スペースに整備しますと避難可能人数が減少してしまうことから,現在のところは災害時に命を守る施設であることを最優先することとし,今後,避難者数が減少する見込みが生じましたときには収納ベンチの設置等について検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしく申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  大体分かるんですけど,マンホールトイレがここはないんですよね。工地は3個あるんですよね。これ,設計のときのミスじゃないんでしょうか。今さらマンホールトイレをやれと言っても,できませんわね。だから,防災倉庫から持ってきて,避難したときに誰かが持ってくるというふうなんですけど,急いでいるときに持って来れるんでしょうかね。それよりも先に,この希望の丘の設計ミスじゃないかと僕は思うんですけど,いかがでしょうか。 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 3時13分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時13分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)再開いたします。  吉岡危機管理部長。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)議員お尋ねのマンホールトイレの件でございます。マンホールトイレに関しましても,先ほど申し上げましたように,まずは避難を大事に考えておりまして,マンホールトイレを設置するとなりますと,そこにテントとか,そういうふうな目隠しの施設を設けなくてはいけないので,当時,地元の協議の上で納得していただいて,そういうものをつけていないということでございまして,現状は簡易トイレで賄うというふうにしておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)工地のマンホールトイレはこんなのですよ。(パネルを掲げる)それで,簡易トイレでも目隠しは要るでしょう。これで,災害時に行って,蓋開けて,小さいテントを置いたらいけるでしょう。何でそういう答えが出るんか,ちょっと分かりませんね。僕は,ほんで設計ミスでないんかと聞いているのに,設計ミスではありませんとか,設計ミスですというふうな答えが欲しいんです。  議長,もう一回。  僕も,造っているとき,現場見に行きました。それで,そういう施設があるということさえ知りませんでした。だから,地元に了解をもらったと言うけど,地元の人はそのマンホールトイレがそこにできるという,こしらえていいということが分からんのですよ。そんな人に説明しても何にも,駄目なんちゃいますか。だから,よそのところを見てきて,それでよその図面を見て,それでマンホールトイレが要る。そしたら,今さらできんけど,そのときにやればできるんちゃいますか。それで,これ言うたらいかんな。あそこに下水道が通っていないと1回聞いたんですけど,あそこは下水道通っているんですからね。やればできないことないんですよ。ミスじゃないんですかということです。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)吉見議員からの御質問でございます。  繰り返しになりますが,まずは避難してきた方の920人の命を最優先するということと,簡易トイレにつきましても,やはり機動力がありまして,空いておるところに設置するということも可能でございますし,当然その場合は,目隠しも必要となりますことから,マンホールトイレとほぼ同様の扱いもできるということで私のほうも理解しておりますので,御理解いただきますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)避難を最優先してあの丘を造ったと言いますけど,これ,マンホールトイレを造ったら,避難に何か影響あるんですか。あのマンホールの上でも,1平方メートルに多分2人の計算でやっていると思うんですよね。マンホールの上でもおれるでしょう。それで,津波が来て引いたときに,自宅へ帰れんときに,あそこでおるんでしょう。920人行くんでしょう。マンホールの上でも避難はできるでしょう。何で最優先のために,マンホールを造らんかったということが言えるんですか。お答えください。 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 3時19分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時44分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)再開いたします。  吉岡危機管理部長。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  本市希望の丘の件につきましてでございますが,当時も数度の協議を踏まえまして,地元の方にも,御理解というのはちょっと語弊があるのかもしれないんですけど,御説明をさせていただいて,その上で現在の形になったということで,以降は,先ほども申し上げましたとおり,簡易式のトイレで対応するようにしておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。簡易で対応ですね。ちゃんと調べて,また報告してください。  現在整備中である和田島ポンプ場の屋上については,津波緊急避難場所として整備しているとの説明を受けており,屋上には手すりが設置されています。この手すりについて,友人が「津波が来て,あの屋上に避難していて手すりを持っているときに,ポンプ場に雷が落ちたら感電するよな」というふうなことを言って,確かにそうだなと思ったんですけど。このため,津波発生時に津波避難場所に雷が落ちることを想定して,落雷防止策を講じる必要があると思うのですが,屋上を避難場所としている公共施設に避雷針は設置されているのでしょうか,お伺いします。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)吉見議員の御質問にお答えします。  災害時の緊急避難場所につきましては,津波,洪水,土砂災害,高潮と,災害種別ごとに指定をしておりまして,このうち大雨や台風などの気象状況を伴います洪水,土砂災害,高潮につきましては,屋内を避難場所としております。一方,津波につきましては,必ずしも大雨や台風を伴うものではないため,手すりが設置されている屋上がある施設については,屋上も避難施設としているところでございます。議員から御質問の避雷針は,建物の高いところに設置して,雷を誘導して落とし,地面に電圧を放電することで建物を守るものでございまして,建築基準法上では,原則として高さ20メートルを超える建築物には有効に避雷設備を設けなくてはならないと定められております。  このことから,屋上を津波緊急避難場所としている12の市有施設のうち,高さが20メートルを超えている市役所本庁舎及び小松島厚生福祉解放センターの2つの施設には避雷針が設置されております。今後とも,市が建設する施設につきましては適法に施工してまいることとしておりますが,避雷針が設置されている場合でも,避雷針は落雷を誘導するものでございますので,近くにおりますと雷が飛んでくることがございます。このため,津波の発生により屋上に避難しているときに,議員おっしゃるとおり,同時に落雷があるような気象状況である場合には,避雷針には近寄らない,また,できるだけ低い姿勢を取り,金属製のものや手すり等を握らないなど,屋外にいるときに取る行動を取って安全を確保していただきたいと存じますので,よろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  それじゃあ,雷が鳴った場合は近寄らんと,真ん中におらんとあかんのやね。分かりました。次に行きます。  JRの無料券のことについてお尋ねします。新型コロナウイルス感染症による移動の自粛や人口減少で,地方のJR在来線の中には利用者数が減り続け,赤字経営が続いており,維持も難しい状況に置かれている報道を見聞きしているところです。こうした中で,JR・鉄道ではなく,本市ではもう一つの公共交通機関である路線バスについては,交通弱者の移動手段を確保し,健全な生活を送るため,社会福祉憲章条例に基づく老人等無料バス優待制度を実施していると認識しています。私は,市民の方には,バス停近くに住んでいる方や目的地がある方,駅近くに住んでいる方や目的地のある方,それぞれ利用しやすい公共交通モード,バスなのか,JR・鉄道なのか,同程度の運賃で選択できればいいのになと思っている方はいらっしゃると考えます。  そこで,市の老人等無料バス優待制度と同様の鉄道版老人等無料優待制度を新たにつくることを提案いたしますが,交通弱者の利便性向上,JR牟岐線の利用促進,維持にもつながると考えますが,市で導入する考えがあるのかお聞きします。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)吉見議員の御質問にお答えします。  本市では,社会福祉憲章条例に基づく老人等バス無料優待制度を,市内在住の70歳以上の方,障がい者手帳などをお持ちの方に,路線バスの小松島市内から徳島駅までの運賃を無料にすることにより,日常生活における外出並びに社会参加の機会の増加を目指すため実施いたしているところでございます。この制度を広く市民の皆様に周知するために,市広報,ホームページへの掲載を,また,昨年度より新たに70歳を迎えられた方へ優待証制度を,更新時期の方には更新のお知らせをそれぞれ送付しているところでございます。こうした制度周知により,令和3年度は延べ7万3,722人が,今年度においても,10月末現在で延べ4万3,666人が日常生活における移動手段として利用されているところでございます。  議員御提案の鉄道利用者への老人等無料優待制度につきましては,全国的には高齢化社会を迎え,財政負担が重くなることから,利用回数や上限額,所得に応じた負担金など,制度を見直ししている自治体や,鉄道やバスなどの交通モードにかかわらず,無料優待制度自体を廃止した自治体もございます。本市といたしましては,厳しい財政状況の中,老人等バス無料優待制度を日常生活の移動手段として確保するため維持しているところであり,さらなる財政負担となる鉄道への無料優待制度導入については困難であるものと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  さらなる支援は困難ということですけど,僕1人がバスに乗るか鉄道に乗るかで,数量は増えんのと違いますか。だって,鉄道とバスの無料券をもらったと。そして,僕が乗るときにどっちに乗ろうと増えますか。徳島商業で,算数のほうはよかったんですけど,ちょっと分からんのですけど,説明してください。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)先ほど再問いただきましたが,まず,その優待券には1枚につき140円という料金が発生するということと,数量については,まだそういった分析はできていないんですけれども,やはり目的地によっても利用の頻度,人数も変わってくるのではないかと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)じゃあ,僕に両方くれたとします。10回徳島へ行きます。和田島からだったらバスで徳島へ行きます。だけど小松島に用事があって,どこかに止めて,無料のところへ止めて行くんだったら,南小松島駅からJRで徳島へ行きます。バスの料金とJRの料金だったら,JRのほうが完全に安いでしょう。それで今,140円と言うけど,この140円は補助金でしょうね。たしか200円ぐらい要ったのかな,400円ぐらい要ったのかな,バスで行ったらね。小松島からだったら。JRだったら400円も要らんでしょう。大分安いと思うんですよね。補助金は別にして,小松島でおる人は,例えば堀川町に住んでいる人だったらJRで行けますわね。わざわざ無料券だから,バスで無料券を使って行くか,JRで無料券を使って行くか,全然関係ないでしょう。同じ徳島へ行くんだったら,JRでぱっと行ったほうが安いんちゃいますの。そういうことで,さらなる支援というのは必要ないと思うんですけど,いかがですか。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)ただいま,ちょっと手元に資料をいただきましたが,バスの場合の優待制度の補助金,言われる補助金については140円,仮にJRを採用した場合は,一応全額の260円を全額お支払いするということになってこようかと思っております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)これ,260円というのは,もう交渉して260円と決まっとんですか。これ,南小松島駅から徳島駅までの,正規の料金は260円ですか。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)南小松島駅から徳島駅までの正規の料金が260円必要になってくるということでございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)そしたら,小松島市がJRを使うというから,これは260円を何ぼかにまけてくれということは言えないんでしょうか。それでバスの140円は,これは正規の料金でないでしょう。バスの場合は,地方交通何とかかんとかというので,お金を市からどかんと出していますわね。それで140円になったんでしょう。バスは,南小松島駅から徳島駅まで行った場合は,正規の料金は幾らかかるんですか。それで,140円というのはどういうふうにして決まったんでしょうか。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)議員からは140円についての言及があったわけなんですが,140円というのは,初乗りに準じた料金という設定でございます。それで,こういうやり取りもあるんですが,この令和3年度の決算額においても,いわゆる老人バスの優待制度の移動手段を確保するために1,038万8,527円を執行しておって,こういった議員御提案の鉄道の無料優待制度は,なかなか現在の時点では難しい状況と考えているというのが,これ以上でもなくこれ以下でもないということでございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)また委員会か何かで聞かせてもらいます。これは置いておきます。  住みよいまちについての質問をいたします。市道和田島36号線の安全対策についてお尋ねします。  令和4年4月から,小松島市の根本的な市政の方針である第6次総合計画の後期基本計画が始まりました。この計画における小松島市の将来目標として,「未来へ輝く希望と信頼のまちこまつしま」を目指すこととなっております。何かの雑誌で読みました。国の省庁に就職した人が先輩に言われたことは,「国民の80%が満足することをせよ」と。残りの20%のところが和田島町です。立木地区の家庭排水の要望をしたとき,職員2人が来て要望を聞いてくれました。1人は内緒で,「この要望がなければ,立木には一生来ないだろうな」と言いました。和田島町のよさを説明します。朝起きると,取ったすぐの新鮮な野菜が玄関に名前も書かずに置いてある。また,散歩のときはナップサックを持っていけと言われています。シラス漁があるときは,「どないしよん。これも持っていき」と,惜しげもなく渡してくれます。こんなコミュニケーションのよいところは,ほかにはないと思います。  さて,発言通告に従って,信頼のまち小松島の現状と将来に期待し,市道和田島36号線の交通安全対策についてお尋ねします。  市道和田島36号線は,和田島海岸から約350メートル離れており,海岸線に並行して和田島町を横断する,地域住民にとって貴重な生活道路であります。先般開催された中高生による学生議会においても,交通安全施設に関する質問が多くありました。その内容は,まさに道路を利用する市民の方々が日頃から感じていることと同じ内容であります。  これまで,市議会定例会議の予算決算常任委員会及び産業建設常任委員会の場で,幾度となく道路通行における交通安全対策として,カーブミラーや転落防止柵,ガードレールなどの交通安全施設設置の要望を含め,必要性について訴えてきました。振り返れば,平成23年8月3日に都市整備課に対し,市道和田島36号線へのガードレールなどの防護柵設置の要望を行ってから,今年で11年がたちました。しかし,要望した市道和田島36号線の安全対策は,18メートルがお墓の近く,8メートルは女性がシルバーカーで落ち込んだところを,合計で26メートルしか進んでいません。なぜ進まないのでしょうか。  その現場については,市道は直線にして約800メートルあります。(パネルを掲げる)その市道に沿って大きな水路が設置されており,左側ですね。夜は街灯もなく,道路と水路の境が分からない真っ暗な状態です。(パネルを掲げる)このような状態です。左側のほうだったら,もう水路があるんですけど,分かりません。(パネルを掲げる)これが18メートル,パイプガードというんですか,をしてくれたところです。(パネルを掲げる)夜になると,このようになります。全然分かりません。(パネルを掲げる)これは,僕がライトを照らして撮影したものです。奥のほうに街灯が2つ,これ,街灯じゃなかったかな。街灯か,ひょっとしたら車かもわかりません。こういうところです。このガードレールが切れたところに落ち込んだんです。  こうした現状である市道和田島36号線について,私は,交通事故が発生するおそれがあるので,交通事故を未然に防ぐための交通安全対策の要望を訴えてきましたが,恐れていた交通事故は起こってしまいました。交通事故の発生は令和4年6月25日の午後2時頃,80歳の男性が運転する車が道路の西側の用水路にひっくり返って落ち込み,ドアが開かず,車は当然廃車,物損は水道引込線の破損で,65万円の補償を余儀なくされました。この人は,私が商売を始めたとき,親切に指導,助言をしてくれました。それで親しくなり,事故を起こしたとき報告してくれました。それでも2か月たってからです。直線800メートル,幅4.5メートル,脇道は見通しがよい市道,ちょっと脇見もします。そこで転落する。事故を起こした人は,「私が悪かった。脇見したからだ」と誰にも言いません。だから私は,事故は3件ぐらいしか知りません。油断していました。事故に遭われた本人は,徳島赤十字病院と小松島病院で合計1か月以上入院生活を送り,現在も完治するどころか寝たきりの状態で,下の世話は奥さんが仕事を中断して,懸命に介護しているといった,本当に痛ましい状態で日々を過ごされております。  この日の天気は,小松島市消防署のデータによると,午後2時から4時の間は6ミリの降雨状態で,その上に竜巻情報の発表が出ておりました。徳島地方気象台のデータでは,午後2時から4時の間は15ミリの降雨状態でした。また,警察官の話によると,フロントガラスは曇っていたとのことです。  市民は,我がまち小松島の将来が輝かしいものになるよう願い,そして,希望を持ちながら働き,子育てや地域のためにボランティア活動を行っております。そのような中で,今日の小松島市の発展を支えてきた高齢者の方が運転する車が,ガードレールなどの交通安全施設がなく,道路と水路の境も分からない市道で,水路に車ごと転落したのです。事故に遭われた方は大きなけがを負い,今も病院に通院しています。家族の生活が一変してしまいました。このような市道和田島36号線の現状を,道路管理者として市民にどう説明するのですか。今回のような痛ましい交通事故は,絶対に起こしてはならないのです。  市道和田島36号線だけの問題ではなく,市内には同じような危険な状態のまま放置された道路がたくさんあります。そうした道路を歩いたり,自転車,自動車で通勤,通行する市民はきっと不安を抱えながら行き来しております。こうした現状を考えると,私はこのたび発生した交通事故は未然に防ぐことができたと思っております。平成23年8月3日に,都市整備課に対し市道和田島36号線のガードレールの設置の要望を行いましたが,市役所が整備をしないのであれば,私が入会している地域のボランティアの仲間で,道路と水路の区別ができるよう,ポストコーンなどを設置していればと思うと,本当に悔しくて,悔やんでも悔やんでももう遅いのです。事故に遭われた方のことはもちろんのこと,家族のことを思うと,私自身にも責任があると思うことが多々あります。悔しくて悩んで,眠れない日が続くこともあります。  そうした痛ましい交通事故から市民を守ることに,市は最優先に取り組む義務があると私は思っています。南海トラフ地震に備え,命山や各施設に階段を設置したり,また,和田島町においても新たな避難施設の設置に向けた取組が進められておりますが,全ては災害に備えるためです。市道和田島36号線では,交通事故が発生しないようになぜ備えないのですか。交通安全対策は,いつするのですか。交通事故はいつ起こってもおかしくない状態です。これまでの市の担当者の弁明は,計画的に行うとか,早期に行うとか,このような答弁ではなく,一日も早く実行に移してください。市道和田島36号線の交通安全対策を講じる考えについて,まずは答弁を求めます。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)吉見議員の御質問にお答えをさせていただきます。  市道和田島36号線につきましては,路線延長約1,069メートル,幅員にしまして3.8メートルから5.4メートルを有する市管理の道路で,大部分が農用地の中を通る見通しのよい直線道路であります。このうち,延長約550メートルから600メートル区間におきましては農業用水路が併設されており,市道との高低差があることから,道路管理者といたしましても危険な箇所と認識いたしております。議員から御案内がありましたが,これまでの議会等におきまして,当該路線に転落防止柵やガードレールなどの防護柵の設置に関する御要望をいただいておりました。このことを踏まえ,他市道との交差点部分の一部区間において転落防止柵を設置しております。また,令和3年度におきましては,延長約18メートルの区間において転落防止柵の整備を行いましたが,整備済み延長は約70メートル,率にいたしまして約12%と,実態に即した計画的な整備が進んでいない状況であります。  今後におきましては,転落防止柵の設置に必要な基礎の構造的な課題等が挙げられますが,何よりも事故防止対策の効果的な工法の選定と,安全な通行を確保するため,転落防止柵や視線誘導の交通安全施設の整備など,早期に整備できることから順次取り組むとともに,国の有利な財源を活用し,集中的かつ計画的に進めることにより通行の安全が図られるよう,スピード感を持ってしっかり努めてまいりたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)答弁いただきました。担当部長としては,現状が十分に分かっておりませんね。  市道和田島36号線では既に大きな交通事故が発生し,小松島市に貢献し,これからの人生を楽しくのんびりと暮らしていくどころか,事故に遭われた本人は,家族は本当に苦労の毎日を過ごしているのです。そういう現状を訴えましたが,担当部長はこれまでと同じように計画的に行っていくとのことですが,既に大きな交通事故が発生したことを理解してください。自分事として考えてください。これまでは関係する常任委員会において要望,そして地域の方々の窮状を訴えてきましたが,今日の一般質問の場で,いつ何をするのか,明確な答弁を求めますが,いかがでしょうか。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)吉見議員の御質問にお答えを申し上げます。  市道和田島36号線における交通安全対策につきましては,道路構造令の規定に基づき,交通事故の防止を図るための交通安全施設を設置してまいる考えであります。具体的な取組内容について申し上げますと,道路に沿って農業用水路が併設されていることから,歩行者等が誤って路外,用水に転落することを防ぐための歩行者自転車柵,いわゆる転落防止柵の設置と,車両の運転者の視線を誘導するための視線誘導施設を組み合わせることにより交通事故被害を防止し,通行者の安全を確保してまいります。  これらの交通安全施設の設置につきましては,視線誘導施設のうち,車からも見やすく視認性に優れている,いわゆるデリネーターや道路びょう,キャッツアイと言われるものを設置するとともに,転落防止柵の設置においては安全面での機能を確保する必要があるため,基礎構造の設計を行い設置してまいりたいと考えております。こうした交通安全施設の設置に当たりましては段階的に実施する計画の下,まずは視線誘導施設の材料の調達ができ次第に順次設置,転落防止柵の設置におきましては,基礎構造を設計の上,計画的に連続施工を確実に実施してまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)市道和田島49号線から北へ100メートル,12月5日に設置しているのを確認しました。事故多発地域は設置場所ではなく,市道和田島38号線から北へ120メートルから220メートルの新墓地までのところです。なぜ地元をよく知っている人に相談をしないのですか。岸田首相は,聞く耳は持っていると言っています。施工した人,命令した人は聞く耳を持っていないのでしょうか,お答えください。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)議員の御質問にお答えをいたします。先ほどの答弁と繰り返しになるところがございますが,その点については御了承いただきたいと思います。  交通事故を防止し,安全,円滑な道路交通を確保するために,交通安全施設の果たすべき役割は極めて重要であると,このような認識を持っております。この認識の下,市道和田島36号線における交通安全施設の設置の具体的なスケジュールについて申し上げたいと思います。
     車の運転者の視線を誘導する前照灯からの光の再帰反射を利用した視線誘導標,いわゆるデリネーターの設置及び反射式道路びょう,いわゆるキャッツアイ,これにつきましては直営によって設置するため,現在材料の調達をかけているところでございます。そのうちキャッツアイにおきましては,昨日から現場取付けの作業に着手いたしました。デリネーターにおきましては,順次設置してまいる考えでございます。  次に,転落防止柵の設置に当たりましては,支柱の基礎構造物の設計を現在行っておりますので,来週中には施工方針を定めてまいる考えであります。また,設置におきましては,延長が長いため時間を要するため,その間の仮設的な防護柵に代わるものも併せて考えていかなければなりません。また,農業用水路がございますので,用水路の管理者との協議も必要となります。したがいまして,地域の方々と,今私が申し上げました整備の方針について協議をさせていただいて,どこから行っていくのか,どういった方法によって交通安全対策が効果的に作用するのかといったことについて,地元の方々と協議を持ってまいりたいと,このような考えを持っていますので,議員におかれましては今後におきましても御支援をいただきますよう,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  来週中に計画,それで農業者と相談ということで,確実に進んでいくように感じますけど,これまで何度も裏切られてきたことから信用はしていませんが,一応お答えは聞きます。もう一度自分のこととして考えれば,おのずとその答えは分かるはずです。中山市長が選挙のとき,8つの約束の1番に,小松島の暮らしを変える,全ての市民にとって暮らしやすい,安心で安全なまちを実現しているのでしょうか。言葉を先行するのではなく,行動に移してください。私は今でも納得はしておりませんが,次の事故による犠牲者が出ないよう,交通事故が起こらないよう,言われて動くのではなく,職員が自らの責任において率先して行動に移してくださるよう,よろしくお願いいたします。  質問の3番目,住みよいまちについて。奨学金の支給についてお伺いします。小・中学校には,義務教育でもあり,様々な就学支援が市においてなされていると思います。高校については,市においては就学困難な高校生を対象とした給付型の奨学金制度による支援制度が設けられていることから,高校生までは一定の支援制度が市においてなされているのかなと感じているところであります。ところが,これを大学にまで話を広げると,そうはいかなくなります。全国的には,多くの自治体が大学生に対する奨学金制度を設けているにもかかわらず,本市においては,大学生を対象とした奨学金制度は設けられておりません。大学進学となると,それに必要なお金というのは高校までとは比べ物にならないぐらい高額となっております。住みよいまちを目指す本市においても,大学生を対象とした奨学金制度を創設する考えはないかお伺いします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  現在,本市におきましては,先ほど議員からも御紹介のあったとおり,高等学校などに在学している生徒で,修学意欲があるにもかかわらず,経済的理由により修学が困難な生徒に対しまして,給付型の奨学金として月額5,000円を支給してございます。高校生だけでなく,大学生への奨学金支給をしてはどうかということでございますが,大学進学のための奨学金制度としては様々な機関が行っておりまして,日本学生支援機構,大学独自の奨学生制度,民間団体,その他の奨学金も数多くございます。県内の状況といたしましては,自治体独自で大学生への奨学金制度について,子育て支援だけではなく,定住支援などの目的で実施しているところもあるというふうに聞いてございます。大学生への奨学金の支給につきましては,現在の奨学基金の使途の在り方を含めて,今後の検討課題であるというふうに考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  今のままでいくと,基金が,奨学基金年度末は2,721万円あります。条例改正で,基金より高校生に支給するようになったここ2年ぐらいは,年間30万円。2,721万円割る30万円は,90年支給できる。こんなに長期に必要でしょうか。多くの自治体が大学生に奨学金制度を設けています。市長の公約3番目,小松島の教育を変える,子どもの明るい未来をつくるためのまち,この子どもに大学生は入っていないのか。子ども医療費無料化のときは,競輪の繰入金3,000万円を活用すればと質問しました。答えは,まず赤字解消が先との市長のお答えでした。奨学基金は2,721万円ある,90年も要らない。30年から50年で使い切る決断はないのか。大学出と高校出は,社会人になったときに生涯賃金に大きな差があります。世話になった,出世したと言って,基金に寄附してくれる可能性もあります。日立製作所取締役会長代表執行役,東原敏昭さん,田浦町出身のような偉人が現れるかもしれません。長岡藩の藩士,小林虎三郎による教育にまつわる故事で,米百俵はいかがか。困っている長岡藩に親藩とかそういうところが,米百俵を渡したと。それを子どもの教育のために,学校をつくってやったということですけど,市長が決断すればすぐ実行できる。市長,研究・検討の答えは要らない,実行の答えをお願いします。               [副教育長 勢井孝英君 登壇] ◎ 副教育長(勢井孝英君)議員の御質問にお答えをいたします。  先ほど議員からも御紹介があったとおり,現在の奨学基金については約2,700万円ほどございます。年間の,最近の平均を見ますと7人か8人程度,多くても10人程度でございますので,基本的には今のままの月額5,000円で推移すると,約40年,45年程度もつようになります。ただ,これを仮に大学生までするとなると,当然月額も,今の高校生の5,000円と同額でいいのか,それとも月額でいうと,例えば5万円とかいうふうな設定にしますと,同様の該当者がおった場合には,当然もう数年で基金を使ってしまうというような状況もございます。それも給付型であるとか,貸付型であるとか,いろいろちょっと検討しなければならないこともございますので,今後は教育委員会だけでなしに,市として全体的にどのような方向がいいのかということを検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 4時33分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時45分  再 開 ◎ 議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は,議事の都合により,あらかじめこれを延長いたします。  5番,井内議員。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)皆さん,こんにちは。もうこんにちはよりかは,もう薄暗くなってきたから,こんばんはと言わないかんと思うんですけど,本日の登壇,私で5人目でございます。長時間にわたっておりますが,最後まで御清聴をいただけますように,よろしくお願いいたします。  今回の12月定例会議におきまして,私は大きく4点につきまして質問をさせていただく予定でございますが,通告に従いまして,順次申し上げますので,明確な御答弁をいただきたいと思います。  初めに,1問目は,高速道路を活用しての避難場所の設置についてお伺いをしたいと思います。津波対策といたしまして,高速道路の斜面を活用しての避難場所の設置,確保については,田浦・前原地区,日開野町の一部も含んでおりますけれども,これらについて,地元住民から強い要望もありましたので,国,県,市,関係団体との協議会も含めての話でございますが,排水等の協議を再々行った際に,これは私が議員になる前から,ですから10年ほど前の話になるかと思うんですけれども,その当時は,もちろん田浦町の地元協議会の役員をしておりました関係もございました。それで,再三そういう協議を行った際に,私からもお願いをしてきたいろんな経緯がございます。それらについて,いまだに何の計画も示されていないというふうな状況がございます。当時,協議の中では,都市計画課が担当されていたと思うんですけども,現在の状況を考えてみますと,危機管理課が防災担当の感じになると思うんですけれども,危機管理課ができて,もう何年ですか。もう3年から4年にはなると思うんですけども,現在の担当課にいろんな要望の引継ぎが十分伝わっていなかったのか,それはさておき,避難困難地域には,田浦町,前原町,日開野町の一部は指定されておりませんけれども,本市の防災計画の中で,避難場所設置等,いろんな面で反映されているのか,取りあえず現状をお伺いしたいと思います。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)井内議員の御質問にお答えをさせていただきます。  これまでにも近藤議員,南部議員から同様の御質問をいただきましたが,国により整備が進められております徳島南部自動車道における盛土スペースを活用した津波緊急一時避難場所の設置につきましては,東日本大震災で高速道路が防潮堤の役割を果たしたことを踏まえ,道路法施行令の改正により,市の津波避難計画等に位置づけることで,高速道路の区域内への設置が可能となりました。このことから,今,議員からも御発言がありましたように,平成25年度に各地区の対策協議会と協議を重ね,平成26年2月の小松島市津波避難計画に避難場所を位置づけました。  なお,令和4年3月に改正しました同計画におきましても,田浦地区及び前原地区を含む市内7か所の配置計画を位置づけております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきました。  答弁をいただきまして,内容については,今部長からお話がございましたように,南部議員,それから近藤議員の答弁と同じような内容であったように思うんですけども,道路法施行令の改正によりまして,市の津波避難計画等に取りあえずは位置づけすることで,高速道路の区域内での設置が可能となり,田浦地区,あるいは前原地区等を含めまして津波避難計画に位置づけするとともに,配置計画も位置づけされたようでございます。次に,2問目は津波に関して,地区には児安小学校,それから水道庁舎等に避難すれば大丈夫というふうに思われますけれども,両施設に近い住民はそれでよいけれども,施設から300メートルないし400メートル離れている住民,特に高齢者,幼児,それから歩くのが困難な人なども非常に多いわけでございまして,高速道路の斜面に避難し,津波をやり過ごすことができれば命が助かるということもございます。周辺住民からの強い要望に応えるべく,高速道路ができれば,東側よりか,東側については,津波がもちろん押し寄せてくる面になりますので,逆に西側に少し登れる道をつけていただいて,その上に手すりをつけるだけで十分だと思うんですけども。私は担当課のほうに,前にお伺いしたこともあると思うんですけども,斜面を使用させていただくためには,当然,道路構造令の関係もございます。それから国の認可,一部使用許可等をいただきまして,もちろんこれは国,県の予算でなくして本市の予算で設置されるというふうに考えておりますが,今後の取組についてお伺いをいたします。              [都市整備部長 小林 潤君 登壇] ◎ 都市整備部長(小林 潤君)井内議員の御質問にお答えを申し上げます。  徳島南部自動車道における盛土スペースを活用した津波緊急一時避難場所の設置に当たりましては,防災対策として必要な道路構造により整備するため,規模や構造等の仕様を設定の上,盛土に与える影響調査などの技術的課題の検討を要するとともに,その財源措置も必要となります。このことから,田浦地区及び前原地区での津波浸水による影響範囲等を勘案するとともに,地区内での指定避難場所との関係性等について,全庁的な検討も必要となります。今後におきましては,現在,高規格道路の整備も本格化してきておりますので,田浦地区及び前原地区の整備の進捗状況を勘案し,庁内協議はもとより,国と連携しながら適切な時期に設置の箇所も含めた協議が行えるよう,引き続き事業の進捗を注視してまいりたい,このような考えでございますので,今後におきましても御理解と御協力,また御支援賜りますようよろしくお願いします。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたように,高規格道路の整備も大分本格化してきております。国と連携し,設置の箇所,地域についてはこれからどんどん協議が行えるように,引き続き事業の進捗を注視したいということでございますけれども,いつ地震が起こって,津波が発生して,大きな被害が及ぶか分かりません。一日も早く避難場所設置が実現できるように,ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に,2問目でございますが,新型コロナウイルス感染症,インフルエンザ同時流行についてお伺いをいたします。初めに,新型コロナウイルス感染症については,皆さん方御承知のようにいまだに収束が見えない状況でありまして,第8波の入り口,入り口というよりかは,もう玄関入って奥に入っているような状況だというふうに認識しております。オミクロン株対応のワクチン接種が9月20日から,60歳以上の人などの4回目接種をはじめ,10月中旬からは12歳以上の3回目,4回目の接種が行われておりますけれども,今年の冬においては,新型コロナウイルス感染症について,これも今年の夏を上回る感染拡大が生じる可能性に加えて,いわゆる季節性インフルエンザも流行し,より多くの発熱患者が同時に生じる可能性が懸念をされております。今後,どのような対策が取られているのかをお伺いしたいと思います。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)井内議員の御質問にお答えします。  今般の第8波における感染対策の基本方針は,新たな行動制限を行わず,社会経済活動を維持しながら,高齢者等を守ることに重点を置いて感染拡大防止措置を講じるとともに,新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行も想定した外来受診等の保健医療体制を準備することとなっております。その上で,感染拡大により保健医療への負荷が高まった場合には,都道府県は医療ひっ迫防止対策強化宣言や医療非常事態宣言を行って,外出や移動,イベント等に対する行動自粛要請などの感染拡大防止措置を講じ,国はその取組を支援することとしております。また,具体的な対策といたしましては,外来医療体制の強化に向けた外来医療体制整備計画の策定を都道府県に課したことや,電話診療やオンライン診療の強化,重症化リスクの低い人が体調変化のときなどに相談できる健康フォローアップセンターの拡充,自己検査キットの確保を図ることで重症化リスクの低い方に自己検査を促すなど,重症化リスクに応じた外来受診,療養を呼びかけ,発熱外来の逼迫への備えを進めることとしております。  また,国民に対しては,新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行への備えとして,新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種の検討,体調不良時に備えた解熱鎮痛薬や国が承認した新型コロナ検査キットの早めの購入,電話相談窓口などの連絡先の確認などを呼びかけているところでございます。今後の感染状況につきまして,厚生労働省のアドバイザリーボードによると,地域差や不確実性はあるものの,増加速度の鈍化が見られるとされておりますが,年末に向けては社会経済活動の活発化による接触機会の増加や,気温低下による換気の不徹底が危惧されることに加え,呼吸器ウイルス感染症が流行しやすくなる時期となってまいります。本市といたしましても,同時流行に備えた対策の周知と併せ,感染状況に合わせた注意喚起を行い,感染拡大の防止と保健医療体制への負荷の軽減を図ってまいります。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)いろいろと御答弁いただきましたが,同時流行に備えた対策の周知とともに,感染状況に合わせた注意喚起を行って,感染拡大の防止と保健医療体制の負荷の軽減を図ってまいるという答弁でございました。  次に,2問目は,コロナ禍は2年半以上に及び,医療逼迫を繰り返した状況がございます。医療逼迫を軽減する手段として,子どもや高齢者等重症化リスクの高い人には発熱外来の受診を促し,それ以外の人は原則として直ちに受診することを控え,自宅で療養していただくとのことで,これはリスクの高い人が確実に受診できるようにすることが一応の狙いだというふうに思っております。しかしながら,いわゆる重症化リスクが低いとされる人であっても,重症化した例もございます。リスクを自分で判断するのは非常に難しいというふうに考えております。こうしたことから,熱が出た患者が取るべき手順を分かりやすく説明するとともに,対応に悩んだ患者が気楽に電話等で相談できる体制を整えることも大切であると考えております。  以上,1つの例として申し上げましたが,新型コロナウイルス感染症への対応につきましては,今後の課題が非常に多いのではないかというふうに思っております。本市としての考え方についてお伺いをいたしたいと思います。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)井内議員の御質問にお答えします。  長引くコロナ禍において,多くの国民は一刻も早い日常への回帰を待ち望んでおります。しかしながら,そこに至るまでには様々な課題を解決していく必要がございます。幸いにして,オミクロン株は以前の株と比べ,重症化率や致死率が低下したことが明らかになってきておりますが,11月25日に変更された国の基本的対処方針においても,重症化する人の割合や死亡する人の割合に関する記述が,いまだ第6波のデータを用いたものにとどまっているのが現状でございます。ひいては,速やかに第7波における症例の分析を行って最新のデータに更新し,その検証に基づいて感染症法上の位置づけや今後の対応等を議論すべきであるとの認識でございます。  弱毒化したと言われるオミクロン株につきましては,いわゆる普通の風邪症状で収まる方が多いものの,感染により命を失う方もいらっしゃいます。議員からもお話がありましたが,症状の軽い方には症状の急変に即応できるフォローアップ体制を取りながらもある程度御自身で対応していただきつつ,重症化リスクのある方に保健医療を重点化することで,必要な人に適切な医療を提供できる体制を強化することが不可欠であります。国においては,せんだって軽症者用に国産の経口薬を緊急承認しましたが,こういった治療薬やワクチンの有効性と安全性の分析を今後も引き続き実施するとともに,適切な処方の確立や必要な数量の確保を図る必要がございます。これから,感染症法上における新型コロナウイルス感染症の現在の位置づけが妥当かどうかについて議論が行われつつありますが,こういった課題を一つ一つ解決していくことで国民の安心と理解が得られ,社会経済活動を維持しながら,新型コロナウイルス感染症による被害者を軽減するウイズコロナ社会が実現するとの考えでございます。  しかしながら,現在の感染状況につきましては全国的にいまだ増加傾向を示しており,年末年始にかけましては人と人との接触の機会が増えることで,さらなる感染拡大が懸念されるところでございます。本市といたしましては,人との距離が保てない場合のマスクの着用,手指消毒,密の回避や換気の徹底など,基本的な感染対策について改めて注意喚起を行うとともに,体調不良時の対応や,療養支援を担う健康フォローアップセンターへの登録等につきまして,引き続き周知・啓発を図ってまいります。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたような課題について,一つ一つ解決していくことで,もちろん国民の安心と理解が得られ,社会経済活動を維持しながら新型コロナウイルス感染症による被害者の軽減ができまして,ウイズコロナ社会が実現するんだというふうな考えを,課題としていろいろ説明していただきました。  3問目です。これからの季節,新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を深刻化させないことが重要でございます。新型コロナウイルスとインフルエンザ,両方の予防接種をさらに推進する必要もあると思います。私も先日,2日やったですかね,オミクロン株対応のワクチンを打ってまいりました。別に何の支障もなかったんですけども,これで,ワクチンについては通算5回目打ったということでございます。オミクロン株に対応するタイプが増えたほか,インフルエンザワクチンとの同時接種もできるということですので,本市における新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種についての接種体制や,同時接種を希望する方への情報提供はもとより,今回の同時接種について不安を抱く方も非常に多くおりますので,説明を十分尽くしていただきたいが,この点,どのように考えているのかについてお伺いをいたします。              [保健福祉部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)議員の御質問にお答えいたします。  厚生労働省が示す新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応において,先ほど危機管理部長が答弁しました重症化リスクや疾患等に応じた外来受診や,療養の流れなどの同時流行に備えた対策とともに,ワクチン接種の推進として,新型コロナウイルス感染症の感染予防,発症予防,重症化予防が期待される新型コロナワクチン接種を進め,また,インフルエンザの重症化予防を目的にインフルエンザのワクチン接種を進めていくことが示されています。一方,新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種につきましては,令和4年7月22日の第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において,同時接種による安全性の懸念が見られないことや,諸外国の対応状況を踏まえ,同時接種が認められております。このような国の動きを受け,本市におきましても新型コロナオミクロン株対応専用のワクチン接種券を,市民の皆様が国の規定する接種間隔で接種を受けることができる時期に合わせて送付しております。また,本年10月1日より高齢者等へのインフルエンザ定期予防接種を市内外医療機関や高齢者施設で開始しており,市内の新型コロナワクチン接種を行う22医療機関のうち,10か所でインフルエンザとの同時接種が可能な体制を整えております。  なお,市民の皆様が同時接種を選択する際の情報提供として,新型コロナワクチン接種コールセンターや予約システムにおいて,同時接種が可能な接種施設をお知らせいたしております。重ね重ねにはなりますが,市民の皆様に引き続きお一人お一人の自主的な感染拡大防止への御協力を,国,県とも連携し,周知をしてまいりたいと考えております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたように,市内の22の医療機関のうち,およそ半分,10か所で同時接種が可能な接種体制を整えておりまして,コールセンターや予約システムにおきまして,同時接種が可能な接種施設はお知らせしておりますということでございますが,これに加えて,市民には自主的な感染拡大防止の協力とか周知についても,そういうことで行っていくというような御答弁をいただきました。  私,思うんですが,これから冬の寒さによって引き起こされる病気は多く,救急搬送も増えると思います。他の疾患を持つ人のためにも,医療逼迫は避けなければならないというふうに思っております。第8波への警戒を怠らず,国民,市民一人一人が感染しない,させないための行動を取ることが非常に重要であります。そのためにも,前段いろいろ申し上げましたが,国や自治体が国民への説明を十分尽くされまして,不安と混乱を招かないように努めていただきたいというふうに考えております。  次に3問目でございますが,この3問目はJアラート,全国瞬時警報システムの運用についてお伺いをいたします。このJアラートについては,各議員さんからも質問の経過もございますが,一番近い質問では,令和2年12月ぐらいだったですかね。津川議員さんが質問,それとは内容を異にしまして私はお伺いしたいと思いますが,最近,北朝鮮からICBM・大陸間弾道ミサイルが相次いでおりまして,10月4日には日本列島の上空を5年ぶりに通過し,北海道と青森県でJアラートが出され,もちろん避難が呼びかけられました。御承知のように,このシステムは防災や国民保護に関する情報を,いわゆる人工衛星を通じて瞬時に自治体に送るものでございまして,緊急地震速報や津波警報にも利用されております。ミサイルの発射は,地震や津波と異なって,ICBMがどの地域の上空を通過するのか,どの辺りに着弾するのか瞬時に伝達されるシステムであって,どこかに着弾してからの情報では遅いし,役に立たないというふうに考えております。国民に避難を呼びかけるには,情報の正確性と迅速性が重要であるというふうに考えておりますが,本市自治体の認識を,取りあえずはお伺いしたいと思います。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)井内議員の御質問にお答えいたします。  議員からも御案内がありましたとおり,全国瞬時警報システムであるJアラートにつきましては,弾道ミサイル情報や津波警報,緊急地震速報など,対処に時間的余裕がない事態に関する情報を国から送信し,防災行政無線等を自動起動することにより,国から地域住民へ緊急情報を瞬時に伝達するシステムでございます。弾道ミサイルが日本の領土や領海に落下する可能性がある場合,または領土・領海の上空を通過する可能性がある場合には,Jアラートを通じて市町村の防災行政無線等が自動的に起動し,屋外スピーカーから国民保護に関するサイレン音が流れるほか,携帯電話などに緊急速報メールが配信され,地域住民に対して瞬時に緊急情報が伝達される仕組みとなっております。北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合,極めて短時間で日本に飛来することが予想されることから,住民が緊急情報を受け取った後,安全確保に備える時間は限られていますため,Jアラートによる情報を迅速かつ確実に伝達することが大変重要であると認識しております。  本市におきましては,弾道ミサイルによる武力攻撃事態等に備え,Jアラートの情報伝達に不備が生じないよう,平常時からJアラートの定期試験放送や,防災行政無線の設備の改修や定期点検等を実施しております。今後も引き続きJアラートや防災行政無線の適切な維持管理に努めるとともに,サイレン音を周知するための訓練放送や広報を実施するなど,住民避難に関する措置などが円滑に実施できるよう,国や県など関係機関と連携,協力しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りますようお願いいたします。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたように,市におきましてはミサイルによる武力攻撃事態等に備えまして,Jアラートの情報伝達に不備が生じないように,常時Jアラートの定期試験放送,あるいは防災行政無線の設備の改修とともに,定期点検及びサイレン音を周知するための訓練放送や広報を実施するなど,国,県,関係機関と連携を図り取り組んでおるようでございますが,次に,2問目に,このJアラートの流れに関しまして,私,インターネットで調べてみましたら,各種レーダーが探知し追尾した発射情報を防衛省の自動警戒管制システムに集約して,落下する予測地域や予測飛行経路を計算するそうでございます。通知を受けましたら,内閣官房から消防庁の送信システムに伝達をされまして,市町村庁舎の受信機を経由して,自動的にテレビ,ラジオ,携帯電話,防災行政無線に流されるものであります。国会で発言するような内容になりますけれども,参考までにちょっと申し上げますと,これまでの履歴で,情報が出されたのは発射後,地域でいうと北海道は5分後,青森県は7分後であり,青森県では上空通過とほぼ同時刻になり,県民からしたら避難のしようがないとの不満の声が出たそうでございます。もっと正確な情報が伝達されたら,待ち構えるなど少しは余裕を持っていろんな準備ができると思うんですけども,現状では準備体制が間に合ったケースは皆無であるというふうに,情報として載っておりました。今後,北海道とか東北だけでなしに,中四国の上空にも飛んでくるおそれがあるかもわかりません。避難の最善方法についてお伺いします。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)井内議員の御質問にお答えします。  弾道ミサイルが発射され,徳島県への影響が予想される場合,ミサイルが発射されてから落下するまでの時間は非常に短く,ミサイル落下時には爆風や破片などが発生することが想定されるため,Jアラートによる防災行政無線のサイレン音や,携帯電話のエリアメールなどで緊急情報が流れた場合には,速やかに状況に応じた避難行動を取っていただくことが重要となります。屋外にいる場合は,近くのなるべく頑丈な建物の中,または地下に避難していただき,近くに建物がない場合は,物陰に身を隠すか,地面に伏せて頭部を守るなどの行動をお願いします。屋内にいる場合は,爆風で割れた窓ガラスなどで被害を受けないよう,できるだけ窓から離れていただき,できれば窓がない部屋へ移動していただくようお願いいたします。避難行動を取っていただいた後は,続報としてのミサイルの落下情報や通過情報などがJアラートにより伝達されるため,防災行政無線や携帯電話,さらにはテレビやラジオなどから流れる緊急情報に注意していただき,落ち着いて行動することが大切でございます。また,ミサイルの通過後に,ミサイルから落下したと思われる部品や不審なものなどを発見した場合は,何らかの有害物質が含まれている可能性があるため決して近寄らず,直ちに警察や消防などの関係機関に連絡していただくようお願いいたします。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)最善の避難方法について御答弁をいただきましたが,説明のありましたような状況でしかないと思いますよ。屋外にいる場合は近くの頑丈な建物の中に,または地下に避難を,屋内にいる場合については窓から離れた場所に,または窓のない部屋に移動するなどの方法しか,現状ではないでしょうねというふうに感じます。  それから,3問目でございますが,このJアラートは,先ほども説明ありましたが,弾道ミサイルが我が国の領土・領海に飛来する可能性がある場合と,上空を通過する可能性がある場合に出されます。避難を呼びかけられた人々からは,じゃあ一体どこに逃げればいいのか,避難のしようがないなど,市民から不安や戸惑いの声が多くあります。もちろん,シェルター等を設置するのは現実に無理でしょう。現状では,地震や津波に対する避難施設と同様になると思いますけれども,ICBM等に対応できる避難施設の確保,設置も今後必要である,急務と思いますけれども,自治体としての所見をお伺いしておきたいと思います。              [危機管理部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)井内議員の御質問にお答えします。  弾道ミサイルによる武力攻撃等を受けた際に,国民の生命,身体及び財産を保護することを目的として,平成16年に武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律,いわゆる国民保護法が施行されまして,国民保護のための措置について,国や地方公共団体の責務,住民の避難に関する措置などが定められております。避難施設につきましては国民保護法で,弾道ミサイルによる武力攻撃事態等において,住民の避難及び避難住民等の救援を迅速かつ的確に実施するため,都道府県知事が国民保護法施行令で定める基準を満たす施設を避難施設としてあらかじめ指定しなければならないことが定められております。徳島県におきましては,区域の人口,都市化の状況,防災のための避難場所の指定状況など,地域の実情を踏まえ,国民保護法に基づく避難施設の指定が行われており,本市につきましては小・中学校や公民館などの公共施設を中心に,計52か所の施設が避難施設として指定されておりますので,御理解賜りますようお願いを申し上げます。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきました。  我が国には,イージス・アショア,新型迎撃システムという呼び名でございますが,イージス・アショアでミサイルを迎え撃つ防衛システムであり,地上から迎撃する能力もございますが,我が国では装備されず,実際使っておりません。地対空誘導弾のPAC-3というんですか,これも同じような迎撃システムの装置でございますが,国民保護法に基づく避難施設の指定は,本市では小・中学校や公民館等の公共施設を中心に52か所の施設が設置されているようでございますが,どこの避難施設にいても避けようがないのが現実ではないでしょうか。ミサイルが飛んでこないのが一番よいのですけれども,これも世界情勢の変化等によりまして,いつどこに被害が及ぶか分からないような状況でございます。国,自治体は情報発信の在り方について,国民の視点に立って再点検していただいて,必要な見直しも行っていただきたいというふうに申し上げて,このJアラートの質問は終えたいと思います。  次に,4問目の広域ごみ処理施設整備関係についてお伺いをしたいと思います。  この問題について,いわゆる広域ごみ処理施設整備計画の現状について当初はお伺いする予定でございましたが,11月30日の連絡会議で徳島市が広域事業から脱退すると表明しましたので,本枠組みについては事実上崩壊という形になりました。したがって,本市としての選択肢は単独整備しかありません。ごみ処理経費の節減等のため,これまで事業の推進を図るために,今日まで協議を尽くしてきたのは何であったのか。連絡会議でも協議を尽くさず,一方的に審議を打ち切ったようでございます。実際聞いてみたいんですけども,徳島市民は,実際にこれでよかったのかどうか。いや,私はそうではないというふうに思っておりますけれども,今回のこの件に関しまして,他市の批判はいたしませんが,一言で言うならリーダーシップの欠如,私はこれに尽きるというふうに考えております。徳島新聞にも,脱退に至った経緯もいろいろ掲載されておりましたけれども,本市市民にも周知する必要がございますので,徳島市が脱退に転じた状況を説明していただけますか,お願いします。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)井内議員の御質問にお答えいたします。  去る11月30日に一般廃棄物の広域処理に係る連絡会議が開催され,今後の進め方を議題として協議する中で,報道にもありましたとおり,徳島市は広域事業から脱退するとの方向性が示されました。これは,徳島市からマリンピア沖洲に整備する施設の次の建設地を徳島市以外でという条件が提示され,関係市町から一定の提案が行われたものの,それには一切考慮することなく,結果的に脱退意思が表明されたものであります。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)部長から御答弁いただきましたが,私が思うに,脱退の理由として,徳島市は,マリンピア沖洲の次の施設建設地を徳島市以外で対応するという各市町からの明確な回答がなく,また将来にわたって,徳島市から言わせれば,ほかの市や町のごみ処理の負担が徳島市にずっとかかり続けていくと,そういうおそれが懸念されると。言ったって,飯谷町からのことでも,これは当初から分かっているはずというふうに私は認識しとるんですけども,また30年先,あるいは40年先の施設が使い終わった時点での話ということになってくると思うんですけども,それまで先のことを,あるいは市町で決めておくといっても,今後ますます少子化による人口減少,これに伴い,もちろんごみの量も減るでしょう。それらに加えて社会情勢の環境変化,著しい変化によっていろんな状況が変わってくると思います。事業を推進する中で,5市町が協議を重ねていけばいい話であるというふうに私は感じておるんですけれども,今となっては何を言っても後の祭りでございます。  2問目にお伺いしたいと思いますが,今後の広域化の取組についてもお伺いする予定でありましたが,現時点では単独で整備する方向性しかありません。ただ,今後の取組について,本市としても一定の方向性を示す必要があるというふうに考えております。今定例会議の補正予算として,調査業務委託料1,350万円が上程されております。予算の使途については私も考えておったんですけども,広域か単独かどちらの方策がメリットがあるのか等を調査し,あるいは比較し判断する,方策として最善の策であるというふうに私は思っておった矢先にこのような状況になりました。現在予定している調査業務を委託する内容について,説明をしていただきたいというふうに思います。お願いします。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)御質問にお答えいたします。  徳島市の脱退方針が示される前の段階では,徳島市から概算の全体事業費や本市の負担額等の情報が得られない状況が続いていたことや,現焼却施設の老朽化が進む中,時間的猶予がないことなどを踏まえ,市議会の御意見もお伺いしながら,早期に本市の方向性を判断する必要があるとの認識をいたしておりました。そのため,今定例会議に補正予算案として上程いたしております調査業務委託料をお認めいただければ,あらゆる場合を想定した課題を整理,調査した上で,単独整備に係る概算事業費の算出を含めた広域整備計画との比較検討資料の作成等を業務委託する予定としておりました。しかしながら,徳島市から単独整備の方向性が示されたこともあり,上程いたしております補正予算におきまして,本市のごみ処理施設に係る基本構想を策定するため,その業務内容を検討した上で対応してまいりたいと考えております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁で,詳細についてはどうかと思うんですけども,今後のごみ処理施設に係る基本構想を策定するために必要な業務内容ということで理解をしたいんですけども,再問いたします。  この調査業務委託料については,所管の委員会等でも十分詳細を説明されると思うんですけども,今後独自で施設整備するしか方策はございませんので,勝浦町との連携については別にして,当然そういう方向性になるというふうに私は思っておりますが,当初予定していた業務委託の内容では,単独か広域か比較するデータを予定していたようでございますが,選択肢がもう単独しかございませんので,データの比較は要らないと考えます。この中には,もちろん単独の場合について,現在の施設を建て替えて使うのか,あるいは新たに用地を探して,適当な場所にまた施設を造るのか。いろいろ,これからの調査内容,あるいは状況によっては変わってくると思うんですけども,今回,補正予算の業務委託について,内容等の見直しが必要ではありませんか。いろいろ,それは担当課として,ああでもない,こうでもないと言いながら,最善の策を練っておるというふうに考えておりますが,現時点で詳細が説明できるのであれば,その内容についてお伺いをいたしたいと思います。              [市民環境部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 市民環境部長(佐藤文幸君)現時点でお答えできる範囲で申し上げますと,予算内で可能な限りとなりますが,あらゆる場合を想定した課題を整理し,適地の抽出や処理区域の設定による処理規模,処理方式の検討,財源の検討も含めた概算事業費の算出,整備スケジュール等を業務委託する方向で調整してまいりたいと考えております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたことについて,おさらいをちょっと申し上げたいと思うんですが,現時点では適地の抽出,いわゆる選定や,処理規模,処理方式の検討に加えて,事業費の概算,あるいは整備の今後のスケジュールなどについて,業務委託を考えているということで,この辺は私,認識させていただきました。
     それで,3つ目の質問に移りたいと思いますが,広域化整備の一番最初の佐那河内村からだと10年経過しまして,この事業が順調に進んでおれば施設整備が完成して,事業がスタートしているというふうに私は思っておりますよ。過去のことですから。12月定例会議において,私は質問で,広域化をこのまま続けるのか,あるいは単独整備するかの見極めをするべき時期が来ていると思うが,市長の見解をお伺いしたいというふうに考えておりました。こういう結果になり,残念至極であります。  今定例会議の市長の所信表明の中でも,今後のごみ処理施設整備の進め方について,るる御説明をいただきましたが,また,昨日は本市と3町の首長による連絡会議でいろいろ協議をし,最終的にはこの連絡会議を解散するというふうに表明したとありますけれども,この協議した内容も含めまして,今後の施設整備の取組,あるいは今後の方針について,市長の所見をお伺いいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)井内議員の御質問にお答えいたします。  議員おっしゃるとおり,昨日の4市町での協議の結果,新聞報道等にもありましたとおり,広域処理に係る連絡会議は解散することを表明し,今後につきましては各市町で最善の方法を検討していくこととしております。本市といたしましては現施設の延命化を図りつつ,有利な財源の活用を含め,早急に方向性を示してまいりたいと考えております。  先ほど担当部長からお答えしたとおり,補正予算をお認めいただいた後,小松島市として基本構想を策定し,市議会の御意見を伺いながら施設整備の方向性をお示ししてまいりたいと考えておりますので,今後とも御協力のほどよろしくお願い申し上げます。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁をいただきました。  本市の現施設も昭和58年に運用を開始しまして,約40年を経過しておりまして,もちろん老朽化も進んでおります。その間,私の認識では,平成11年6月から2年半かけて排ガス高度処理施設整備事業,いわゆるダイオキシン対策を施しまして,これにより建築構造物を除くほとんどの整備,それから装置の更新,新設を行っております。この工事を行ってからでも20数年経過しておりまして,毎年1億数千万円の予算を計上して施設の管理をしております。ちなみに,その施設管理の1億数千万円の様子を申し上げますと,令和元年度は約1億3,000万円,それから令和2年度は約1億6,000万円,令和3年度については1億9,200万円,約2億円を投じて施設の維持管理を行っているのが現状でございます。  市長,答弁は求めませんが,今後は本市独自で施設整備を考えなくてはならないので,市民の御理解をいただき,市民,市議会,行政等が連携を図って早期に施設整備が実現できるように,一丸となって前進していきませんか。先ほども申し上げましたが,もう一回申し上げますと,今回の件については徳島市のリーダーシップの欠如,この一言に尽きると私は思います。  最後に市長,当てにできない自治体というか,信頼のできない自治体といつまでもずるずると協議するより,私が思うに,かえってすっきりしたじゃないですかというふうに申し上げて,12月定例会議における私の質問を終えたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(米崎賢治議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,明日7日午前10時再開,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問であります。  本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時53分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....